身口意三業

 昨日サポステの面談だったので、私の担当である相談員のTさん(仮名)に現在の進展について、いろいろ報告した。私が「何もない状態に火をつける」という話をした際に、Tさんは興味深く聞いてくださった。そこでTさんはある言葉を教えてくださった。

 それは「身口意三業」という言葉。

 読み方は「しんくいさんごう」。Tさん曰く、仏教の教えにある言葉だそう。この言葉の意味や解釈については調べてみるといろいろ出てくるのだが、ここではTさんが説明してくださったことを書いていく。

 身口意三業という言葉の漢字には、それぞれ下記の意味があるという。

身=動く・行動する
口=言葉にする・明確にする
意=感情が来る



 これら三つの言葉を合わせて三業という。三業は人間の行動パターンについて表したものだそうで、その順番によって、その人の行動した結果に影響するのだという。普通の人は上記の三業について、右から行動パターンに陥ってしまうという。分かりやすく書くと、下記のようになる。

 意→口→身

 すなわち「感情が先に起きて、その後に意識化して、最後に行動を起こす」という流れになる。だが、実際にこれだと最初の感情に左右されて、最後の行動まで起こせなくなるという悪いパターンになるという。

 そこで仏教の教えでは、右からではなく左からの行動パターンで動くと結果的に良い結果が出せるという。分かりやすく書くと、下記のようになる。

 身→口→意

 すなわち「行動を起こして、その後に意識化して、最後に感情を起こす」という流れになる。ここで注目すべきなのは、最初に行動を起こすことによって、結果的に何かしらの結果を得ることができるという行動パターンができあがるのだ。どういう結果になるかはさすがに物事に寄りけりではあるが、少なくとも感情に左右されて動けないよりかは、良い結果が残せるという。

 この言葉を教えてくださったTさんはかなりの行動派で、自身曰く「石橋を叩かないで渡る」と仰るほど、いろいろな物事にチャレンジしてきたという。その分、大事に至るほどの失敗も重ねてきたそうなのだが、得られる結果や物事も多かったという。

 Tさんはそうした自身の経験もあって、私が現在の就活において「何もない分、とりあえず何か動いてみる」という動きについて、とても賛同してくださった。

 身口意三業の意味をおおまかに言えば、「まずは動いてみるとことで、何かしら目的を達成してみる」ということ。私は就活に対してポツンと明確な糸口がない状態になので、なおさら今回の言葉にはビビッとくるものを感じた。動くことをやめず、これからも継続していこうと思う。


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何もない状態に火をつける

 昨日、東京わかものハローワークへ行って、施工管理で出ている求人2件を申し込んだ。ここ最近は選考中の求人もなかったし、新しい選択肢を増やすための勉強の名目で、とりあえず応募することにした。

 他にも、気になる求人や就活のことで若ハロの面談などで、来週の予定をいろいろ埋めた。

 月曜日はとある企業の施工管理の求人の見学会。本来は見学会+面接会で1セットの就活イベントなのだが、こちらの企業様では見学会のみの参加も可能だとのこと。場所が自宅からかなり遠いので、面接への応募はしないことにした。だが、施工管理という仕事がどういったものかを知るために見学会のみ参加することにした。ちょっとした社会勉強みたいな感じだ。

 火曜日は若ハロの面談。ナビゲーター(相談員)であるIさん(仮名)とのいつも通りの面談ではあるが、次回は月曜日の見学会の振り返りと、後述する22・23日の合同面接会についての確認や相談について、いろいろ相談する予定だ。

 水曜日と木曜日は、新宿で開かれる合同面接会への参加。気になる求人を出している企業が2社あり、それぞれの曜日で面接が受けられることになっている。とりあえず2社への紹介状は発行してもらった。キャンセルすることも可能ではあるのだが、せっかくの機会なので、前向きに受けてみようと考えている。


 ここ最近は選考中の求人がなかったこと、そして就活に対するモチベーションも下がり気味だったこともあり、今回のスケジュールは「エイヤッ!」という勢いに半ば乗る感じでいろいろ申し込んだ。

 申し仕込んだ求人全てが選考まで進むかどうかは分からない。だが、何もない状態で手をこまねいているよりかは、こうしてどんどん前向きに進んでいく方がずっと安心できる。

 何もない状態に火をつける。

 就活でいろいろ模索している私には、この火が必要だ。


仕事に自分を合わせてみる

 2月10日の金曜日に、渋谷にある東京わかものハローワーク(以下:若ハロ)のナビゲーターさんであるIさん(仮名)との面談に行った。その際、Iさんから私自身の就活のことについてある提案があった。それは就活の現状をより良くするための打開策として、新しい職種・業種の分野へ選択肢を拡げるというのもの。

 いままで私は自分の興味や適性の観点から、製造業・倉庫業・統計調査の3つの選択肢をもとに就活をしてきた。

 だが、ここ最近は自分にしっくりくる求人になかなか出会えなかったり、面接までこぎつけても結果がボツに終わったりしていた。そうした状況が続いたこともあり、就活に対する自分自身のモチベーションも落ちてしまっていた。

 そうした状況を見ていたIさんは私に新しい選択肢として、施工管理の求人をいくつか持ってきてくださった。Iさんが持ってきてくださった求人は、施工管理のお仕事ではあるのだが、どちらかというと製造業の分野のお仕事も含む特殊な企業・業界のものだった。給料や社会保障、残業時間、休日日数などの待遇面もかなり良い内容。

 求人の内容をザッと確認してみたのだが、正直かなり悩んだ。施工管理という仕事に対し、これまで経験がないというのもあるのだが、本当に適性があるのかどうかがものすごく不安になった。

 そこにIさんが、不安に思っている私にいろいろと話をしてくださった。

 「選択肢がなかったら、今あるものに自分自身から興味を持ってみる」
 「最初から、興味・適正分野の線引きを決めない」
 「まずは動いてみて、そこからいろいろ学んでみる」


 これらの話をしてくださった後、最後にIさんはこう仰った。

 「仕事に自分を合わせてみる」

 と。この言葉を聴いた時、私はある方が同じことを仰っていたのを思い出した。それは、大崎上島で出会ったMさんである。

 それは去年、大崎上島に来て間もない頃のこと。私は長期のお仕事に就いてお金を稼ぐべく、大崎下島での農協のお仕事をするかどうか迷っていて、とても不安だった。遅刻せずに毎朝きちんと出勤できるかどうか、知らない人ばかりの職場でうまく人間関係がやっていけるかどうか、決められた2ヵ月間しっかり勤めあげられるかどうか。そんなことばかりが頭をよぎっていた。

 その話を聴いてくれたMさんは、私にこう仰ってくださった。

 「自分に仕事を合わせるのも大事やけど、仕事に自分を合わせるのも大切やで」

 と。この言葉を聴いた私は、なんとか頑張ってみようと思い、農協の仕事に従事した。結果、無事職務を全期間全うすることができた。

 今回の若ハロのIさんが仰った言葉は、まさにMさんが仰ったことと同じだった。久々にMさんの言葉を思い出して、私はとてもうれしくなった。今回の施工管理のお仕事についても、「まずはとりあえず調べてみて、応募してみようかな」という気持ちも湧いてきた。それだけ、私の心の中にMさんの言葉が響いた。

 Iさんとの面談の後、ジョブクラブの女性講師Nさんともお会いし、同じことを仰ってくださり、私を励ましてくださった。大崎上島の教えが今回のような場面で生きていると思うと、胸がとても熱くなった。


 帰宅してから、ネットで「仕事に自分を合わせてみる」というワードでふと検索してみると、以下のようなコラム記事を見つけて、とても参考になった。文章も一部引用してみる。



就職や転職をする際に「自分に合った仕事」を探すことは大切な判断基準のひとつであり、決して間違いではないと思います。しかし一方で、何が「自分に合った仕事」なのかは、経験してみないとわからないことが多いです。

そういう意味では「自分に合った仕事」と思っても、その実態は「やったことがあって、それなりに結果を残せた、楽しかった仕事(またはその類似)」程度のものなのかもしれません。そんな中で「自分に合った仕事」を選ぶということは、自分の他の可能性を排除してしまうことにつながりかねない、ということも認識しておく必要があるでしょう。

ならばいっそのこと、「自分を仕事に合わせる」くらいの気持ちでいた方が、様々なことにチャレンジしやすくなるかもしれません。これまでの経験から「合っていない」と先入観で判断するのではなく、やってみる、合わせてみる、という意識で取り組むことで、これまで気づけなかった自分の適性に気づけることもあるかもしれません。



 このコラム記事では、漫画『銀の匙』で書かれている言葉「自分に合った仕事に就くってのはもちろん格好良いけどさ、自分を仕事に合わせるってのも有りだと思うんだ」から、仕事の適性について書かれたもの。

 Mさんの言葉やIさんの言葉を思い出しながら、このコラム記事を読んでみると、「そうかぁ、そうすればいいのか!」と感じるところも多かった。


 施工管理という仕事がどれほど自分に合った仕事なのかは分からない。今後の就活を進めていくうえでの選択肢にするかどうかも分からない。

 だが、現在の選択肢で手をこまねいて就活が停滞しているよりかは、何かしらの策を講じて、状況を良くしたいところ。ここは若ハロのIさんを強く信じて、今後の就活に臨んでいきたい。


『「好きを仕事」にする7つの武器』

『「好きを仕事」にする7つの武器』

 カメラマン・ライター・セミナー講師として活躍されているかさこさんのセルフマガジンです。かさこさんのセルフマガジンは、以前当ブログでも取り上げた『夢を叶えるブログ術』以来です。今回のは、今年発行された新刊です。

 今回のセルフマガジンが届いたのは、先月の下旬。過去にセルフマガジンを応募された方にも、今回のセルフマガジンをお送りするということだったので、私の所にも届きました。来るかどうかわからなかったのですが、しっかりと送ってくださるかさこさんの真摯な姿勢に大変感謝です。


 前置きもさておき、セルフマガジンの内容についての説明を。

 今回のセルフマガジンはタイトルにもある通り、「好きを仕事」にするための7つの武器(要素)について、それぞれ書かれています。

 「好きを仕事に」という思想は、著者であるかさこさんが自身のブログなどで度々述べられてきたことですが、今回のセルフマガジンではそれらをより詳しく説明しています。詳しくはネタバレになるのでここでは書きませんが、7つの武器(要素)については下記のように書かれています。

1.ネット発信ツール(ブログ、SNS、HP)
2.肩書き+キャッチフレーズ
3.プロフィール+プロフィール写真
4.活動理念+サービスメニュー
5.自己紹介&仕事紹介動画
6.強みがわかる個人名刺
7.活動紹介冊子、セルフマガジン



 上記の内容のうち、特に1番と7番の武器(要素)についてはかなり詳しく説明してあります。ブログとセルフマガジンについては、かさこさん自身もよくかつようされていらっしゃるので、どの説明もかなり参考になります。

 今回のセルフマガジンですが、以前私が読んだ『夢を叶えるブログ術』に比べて、サイズが大きくなりました。以前のはA5で、今回のはB5。巷で市販されている学習ノートと同じサイズになっています。かさこさん曰く、セルフマガジンに決まったサイズというのはないそうなんですが、「みんなと同じじゃ面白くない」ということでB5にされたそうです。その詳しいいきさつについて、下記のリンク先のブログ記事で書かれています。



 セルフマガジンということで、かさこさん自身の紹介や運営されているかさこ塾についての説明のページもあります。ですが、前回の『夢を叶えるブログ術』に比べると、宣伝っぽさはあまりないです。むしろ、「好きを仕事に」ということに対する考え方やあり方について触れる記述が多く、参考になる要素がいろいろあります。


 『夢を叶えるブログ術』に比べて、ボリュームが増え、読んで参考になる要素も増えました。かさこさんのセルフマガジンを読んでみたい方に、ぜひオススメです。


自分を救えるのは自分しかいない

 私が去年、大崎上島に滞在していた時のこと。

 当時従事していた大崎下島での農協での仕事を終えて、Nさんの家に向かおうとしていた。その際、自分のスマホをチェックすると、和歌山のNPO共育学舎の代表である三枝さんから電話が入っていた。後々折り返し電話してみると、Nさんに用があるとのこと。

 Nさん宅に着いてから、三枝さんとNさんは電話で話をした。私はそばで両者の通話を聞いていたのだが、どうやら三枝さんからNさんに頼み事とのことらしい。

 通話後にNさんに詳しく聴いてみると、三枝さんの所の滞在者で大崎上島に来たい人がいるから、その人を受けて入れてくれないか、という話だった。だが、Nさんによるとあまり良い雰囲気の話ではなかったよう。

 結局その受け入れる人が来たのは、私が大崎上島を去ってからのこと。私はそのことをしばらく忘れていたのだが、ふと気になり、その後NさんやMさんを通して、その人の詳しいことを聞いた。

 受け入れた人はWさん(仮名)という男性の方で、私やNさんよりも年上の男性だという。

 だが、このWさん。NさんからもMさんからも、あまり良い話を聞かなかった。というのも、話を聞く限りではニート・ひきこもり気質の方であることが分かった。

 朝が起きられず、長時間の睡眠。地域の方から頼まれたお仕事をこなせずに、わずか1日目でボツ。見かねたMさんが「こんなことしてたら、誰も雇ってくれへんよ」とWさんに諭したほど。

 その後、Wさんの都合により、彼は帰省したという。また来たいという主旨の発言をしていたそうだが、Mさんは「もう来ないと思う」と仰っていた。Mさん曰く「(彼には大崎上島との)ご縁がなかった」とのこと。

 Mさんから他にも聴いたのだが、どうやらWさんは三枝さんや大崎上島の地域の方からも匙を投げられるほど、生活や仕事になじめなかったという。三枝さんと地域の方は「来るもの拒まず」の精神でやってらっしゃるのだが、そうした方々からもWさんは匙を投げられた。さらにMさんはこう仰った。

 「俺は優しい人間やないで。頑張っている人に背中を押してあげることはするけど、そうでない人にはやらへん」

 私はこの話を聞いた時、いろいろ思うことはあったが、一番に思ったのは、

 「ニート・ひきこもりから積極的に脱しようとしない人の未来って、こうなるのか…」

 と。Wさんには申し訳ないが、あの三枝さんやMさんから匙を投げられたという時点で、聴いていてかなり残念だった。特にMさんは道行く先で困っているお年寄りの方にお声をかけるほどの聖人のような方だ。その人からも匙を投げられては、非常に何とも言い難いネガティブなことである。

 MさんはWさんのことについて、「いまの自分を変えようとする姿勢や思いがみられない」ということも仰っていた。彼には、ニート・ひきこもり気質の自分を脱しようとする姿勢や思いがなかったのだろう。

 以前こちらの記事でも書いたが、「ニート・ひきこもりでいいや」「ニート・ひきこもりでいたい」という消極的な人に手を差し伸べる人はいない。こういう人達に対して、「そういう人達を受け入れたっていいじゃないか」と反論する人もいる。

 だが考えてほしい。「来るもの拒まず」で活動されている三枝さんや大崎上島の地域の方、頑張っている人に背中を押してあげるMさんのような方々から匙を投げられるような人を本当に受け入れたいのか、ということを。受け入れろと反論する人は、何のためにそうした消極的な人を受け入れたいのかと。

 三枝さんだって、大崎上島の地域の人だって、Mさんだって、Wさんのために行動されてきた。けど、Wさんはそれに応えず、ネガティブな結果を出してしまった。だから、どの方も匙を投げてしまった。普通の人はそんなことがないように精一杯行動する。朝だって早く起きて、仕事をして、生活をして、払うべきお金は自分できっちり払う。これが普通である。

 今回のWさんのような「ニート・ひきこもりでいいや」「ニート・ひきこもりでいたい」という消極的な人は、結局誰からも匙を投げられてしまった。Wさんの話を聴いていてさらに思ったのは、

 「自分はそうならないように、ニート・ひきこもりからは絶対に脱しよう!」

 と。三枝さんや大崎上島の地域の方、Mさんから匙を投げられてまで、ニート・ひきこもりでいる理由なんてどこにもない。それどころか、そんな状態に甘えていると、Wさんのような年齢になった時に、確実に自分の人生はネガティブなものになる。

 そして、最後に思ったのは、

 「自分を救えるのは自分しかいない」

 ということ。Mさんだって背中を押してくれる(サポートしてくれる)が、最終的にどうするかは、すべて自分自身なのだ。

 「ニート・ひきこもりでいいや」「ニート・ひきこもりでいたい」という消極的な人、そうした人を受け入れろと反論する人は、結局のところ自分で自分を救おうとする気がないのだろう。そうした人達はそんな自分を受け入れてくれる居場所を探すだろうが、どこへ行ってもそんな居場所は存在しない。今回のWさんのような結果になったとしても文句は言えない。そのことは覚えておくべきだろう。


 Wさんの話を聴いたのは去年の11月にNさんから、12月にMさんからいろいろ聴いた。Wさんには申し訳ないが、やはり今回のことは人生の教訓としていろいろ感じることが多かった。

 やっぱり自分を救えるのは自分しかいないのだ。ニート・ひきこもりのみならず、これは現代社会で生きる誰もが痛感することだ。

 でも、そこであきらめたら試合終了である。あきらめないためにも、自分で自分を救うことを念頭に行動していく。それしか道はないのだから。