身の回りの機械の調子が悪い…

 ここ最近、私が普段使っているさまざまな機械の調子が悪いです。


 まずはPC。数ヶ月前から、スピーカーから音声が完全に出ません。故障の原因をさぐろうと、ネットで調べました。機械的な故障なのか、プログラム的な故障なのか。私のPCはデスクトップなので、ディスプレイ、音声ケーブル、PC本体の接続端子の面も調べてみました。

 最終的に分かったのは、PC本体の故障だということ。メーカーのサポートセンターに電話し、ネット経由で診てもらったところ、PC本体の機械的な故障であることが完全に判明。修理には3万円(!)かかるということで、修理に出すのは即お断り。音声が全く出ないので、Youtubeなどのネットの動画やフラッシュはまったく楽しめません。

 それだけならまだしも、ここ数日はネットの回線すらもよく切れる。有線の光回線で接続しているのですが、何もしてないのに勝手に接続がブチブチ切れる。

 以前使っていたPCも頻繁にネットの回線が切れました。その時も原因をいろいろ調べたのですが、PC本体の故障と判明。今のPCはまだ調べていませんが、ネットの回線設定やケーブルは変えていないので、おそらく今回もPC本体の故障かと。まだ4年ほどしか経っていないのですが、もう買い換え時期とは…。ディスプレイは問題ないので、買う時はPC本体だけを購入したいところ。


 次にPS3のコントローラー。何度も床に落としてしまったせいか、振動機能を担うモーターがおかしくなっている

 普通「ブブブブブ…」という静かな振動音が響くはずが、「ガガガガガ…」というやかましい音に。ゲームプレイ中に振動が入ると、やかましくて少々イラっとくる。振動設定をオン・オフできるゲームなら、オフにするのだけれど、出来ないゲームでは我慢するしかない。他にもR2ボタンが若干へこんでて、押し具合が悪くなっているなどの不具合も。

 コントローラーを買い換えることも考えてはいるものの、値段が5000円もするとはいくらなんでも高い。PS2のコントローラーが2500円くらいの値段だったことを考えると、PS3のコントローラーの価格はかなり値上がりしてる。


 無職でニートのこの時期に、こんな災難がくるなんて「なんてこったい\(^o^)/」と言わんばかりのことばかり。

 とりあえず、他のことでやっときたいことあるから、それらが一段落するまでは、なんとか耐えていてほしい、我が機械たちよ!


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(2010/05/26)
マイケル・ムーア

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 マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画。今回は「反資本主義」について取り上げており、資本主義社会にはびこる格差や人権問題などについて、メッタメッタに批判しています。


 資本主義社会で皆が得られると信じていた豊かな生活と社会。しかし、長引く不況と利益アップのためのコスト削減・リストラ、企業と政府の癒着による格差拡大など。現在アメリカ社会で起きているこれらの問題を、資本主義社会が原因とし、「資本主義社会は悪だ!」と本作で主張しています。

 本作で問題の被害を受けている人々(弱者)に、ローン返済ができなくなってマイホーム(土地含む)を銀行に差し押さえられた家庭、バイトや生活保護の収入も合わせないとまともに生活できないほどの低賃金のパイロット、何の通告もなしにリストラされた大手自動車工場勤務の従業員などが登場します。

 ムーア監督が取り上げた問題の被害を訴えたシーンの内容が半端ない。マイホームの差し押さえに銀行の担当者と警官がセットで来て、立ち退きを拒否して居座る住人に対し、ドアをこじ開けてドカドカ入って来て、立ち退きを通告。自社の従業員に何の通告もなく、生命保険をかけ、彼らが死んだら保険金を容赦なく受け取る企業(これをやっているのが、なんと誰もが知っている超大手企業!)。

 さらに企業と政治との癒着の問題では、ムーア監督十八番のブッシュ大統領批判が炸裂。財政担当に金融会社の元CEOが就き、不況で投入されたはずの税金が労働者ではなく、銀行再建だけに投入されて終わるなど、政府に対する不満も語られています(挙句のはてには、彼らを犯罪者呼ばわりするほど…)。ムーア監督は、「我々の税金は、彼らの私腹を肥やすのに使われた」と批判。

 こうした批判の中で、ムーア監督は改善案として、経済や国家に資本主義ではなく、民主主義の概念を取り入れることを強く主張しています。一部の者による富の独占ではなく、万民への富の公平な分配を。競争による勝ち負けではなく、個人を尊重した意志の反映を目指すべきだと。

 具体的な事例として、民主主義の概念を取り入れた経営をする企業が紹介されています。その企業では、経営方針を決める際に全社員との議論や多数決で決定され、給料も全社員で公平に分配しているとのこと。


 観終えた感想ですが、正直全面的に賛成できるとは思えませんでした。

 反資本主義を訴えるムーア監督の考えは理解できます。先進諸国において、資本主義社会の在り方にガタがきているのは周知の通り。私も、企業による独占的な経営や、経営者の独善的・偽善的と言わんばかりの振る舞いには、正直腹立たしさを感じます。

 しかし、だからといって、彼の解決案が「民主主義の概念を取り入れる」というのは、いくらなんでも安直過ぎる。

 多くの先進諸国は、少なからず資本主義社会の良い影響を受けています。巷にあふれている魅力的な商品やサービスはまさにそうです。

 また、企業や国家の運営については、「分業」によって各々の役割を任された日々との行動や判断によって、上手く組織的に動いています。それを、先ほどの民主主義的な企業経営に取り換えてしまうには、いくらなんでも限界があります。中小・零細規模の企業ならば何とかできると思いますが、従業員が何百人もいるような大企業となると、一人一人の意見なんて聴いてられない。運営を円滑にするために、責任を持ってそれぞれの役割を行う。経営者もそのうちの一人です。

 それと、本作で取り上げられている弱者についても疑問。

 本作のシーンの一つに、差し押さえを受けた住人達が集まって、コミュニティを形成し、差し押さえ住宅に勝手に住みこむシーンがあります。銀行の担当者や警察官らが、彼らを追い出そうと警告しに来ますが、住人達が抵抗。「人の家を奪いやがって!」「おまえらには心がないのか!」といった類の人道的・道徳的なバッシングを叫び、銀行の担当者や警察官らを追い払います。

 ですが、このシーンを含め、「労働者が正義!」というシーン・主張にはあまり納得がいきません。こちらの記事でも書きましたが、これでは単なる金持ちバッシングだけで収束してしまっているように思えてなりません。

 反資本主義を訴えるのならば、企業や国家だけでなく、労働者(個人・大衆自身)自身も、どのように振る舞うか、行動するのかを考えるべきでしょう。そう考えると、高村友也さんの『スモールハウス』に書かれていることは、かなり参考になると思います。


「就活にやる気出ない…」と「農業への意識」

 いきなりですが、ここ数日は就活にスランプ続きです。就活に億劫になり、書類提出の準備すらも面倒になってきました。履歴書はストックしてあるため、すぐに準備はできるものの、それでも億劫に。

 「なかなか合格できない」というのが原因かもしれませんが、何より「また窮屈なサラリーマンに戻らなければならないのか!?」と思うと、それが苦痛で苦痛でしょうがない。

 「そんなのはただの甘えだ! 根性入れてもっと気張らんかい!」
 「世の中そういうもんなんだから、おまえも文句言わずにやれよ!」

 残念ながら、そうしたお叱りには私にはピンとこない。私の周りでも上記のような発言をする人々はいたが、大して彼らが幸せそうとは思えなかった。くだらない嫉妬心あらわにするだけで何もしなかったり、公衆の面前でギャーギャー文句ばかり騒ぎ立てて何もしなかったり、とそんな人々ばかりだった(当然関わっていても、ろくなことがない)。

 こちらの記事でも書きましたが、(ホワイトカラーの)サラリーマンとして会社勤めをするのは、私にとっては刑務所で働いている囚人そのものでした。窓の外を見るたびに、「こんな所早く抜け出したい」「いつまでこんなことが続くのか」と思うと、ものすごく惨めでした。小・中・高と学校にも馴染めなかった私は、同じように窓の外を見てそう思ったものです。結局学校だろうと会社だろうと、そうした場には馴染めなかった…。


 そうした中で出会ってきた本と情報の数々。高村友也さんや山崎寿人さん、phaさん、マーク・ボイルさん、伊藤洋志さんらの人生観やライフスタイルは私にとって、大きく心に響くほど素晴らしいものでした(詳しくはこちらの記事を参照)。

 それと『新・農業人フェア』に参加していろいろな情報が手に入って希望が膨らんだ、農業への意識。私はオフィスビルという無機質なハコモノに閉じこもって仕事するより、太陽と澄んだ空気の下で、体動かして働く方が良いのではないかと考えるようになりました。農業には農業なりの苦悶もあると思いますが、それでもやってみたいという気持ちが強まっています。

 
 いろいろ考えましたが、就活は一旦ペースダウンして、農業についてもっといろいろ調べてみたいと思います。最近知ったNPO法人で農業体験・田舎暮らしをほぼ無料でできる団体があることを知りました。親と相談して「まずは何でも経験してみなさい」ということで了承してもらい、現在コンタクトを取っている最中です。

 今回の記事は愚痴っぽい内容になってしまいましたが、次回はもう少し建設的な記事を書きたいと思います。上記のNPO法人についても、後々詳細を書きます。


『スーパー・サイズ・ミー』

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(2005/07/08)
モーガン・スパーロック

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 2004年に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画。監督・主演はともにモーガン・スパーロックさん。


 アメリカでは肥満による病気が社会問題となっています。昨今でもよく知られていますが、アメリカでは貧困層の人々の肥満の割合が高く、彼らの食事であるマクドナルド(以下:マック)をはじめとした安価なジャンクフードが肥満の原因だとされています。

 本作は、そうしたジャンクフードの普及による健康被害・社会問題を批判した映画。ジャンクフードによる健康被害がどれほどのものなのか、スパーロック監督自身が体を張って実験します。実験のルールはWikipediaに詳細が書かれてますので、ここでは簡単に紹介。

1.1日3食すべてマクドナルドで購入。
2.口にするものは(水を含めて)すべてマクドナルドの商品から選ぶ。
3.メニューにある全商品を一度は口にする。
4.スーパーサイズにするか否か聴かれたら、必ずスーパーサイズを注文する。



 というもの。4番目にあるスーパーサイズというのは実験当時マックにあったドリンクとポテトのサイズで、Lサイズよりも大きいもの。日本のLサイズでなく、アメリカのLサイズなので、かなりでかい。ドリンクは1リットル以上の容量があります(!)。

 監督は上記のルールを守りながら、30日間の実験を行いました。

 実験を行う前は、監督自身の体は健康そのもので、実験中の健康診断に協力してもらった医者からも「健康そのもの」と言われたほど。しかし、実験を進めていくなかで、彼の体にも徐々に変化が…。実験半ばで、動悸・息切れ・胸の痛みなどの体の不調が出てきます。健康診断では、医者からも「いい加減実験をやめないと、本当にヤバいぞ!」といった警告すら出てしまいます。

 彼はそれでも実験を辞めずに、なんとか30日間の実験を終わらすことに成功します。健康体だった彼の体は、実験後には肝硬変や肥満などで不健康な体に…。

 映画は彼の実験の記録だけでなく、ジャンクフード業界のマーケティングの裏話(広告費の額や学校での給食など)や専門家によるジャンクフード・肥満の健康被害の解説などの映像も流れます。ここで面白かったのが、マックのチキンナゲットの製造工程の話。合成加工肉とは気づかんかった…。


 見終えた感想ですが、面白いといえば面白いものの、正直「賛同できる!」とまでは言えませんでした。

 ジャンクフードですが、食うか食わないかは個人の自由ですし、最終的に決めるのは消費者個人です。それを考えるとむやみやたらとジャンクフードばかり批判するのも、どうかと思いました。

 ジャンクフードを好む人の中には、「俺は早死にしてもいいから食いたいんだ!」という人や、「これしか食べられるものないのに、後は何を食えばいいんだ?」という人もいると思います。

 単純に「悪い!」の一点張りで通さず、「○○という素敵でおいしいものがあるんだけど、どうだい?」と言えるような、代替え案を出してくれるとよかった。それこそマーク・ボイルさん山崎寿人さんのような食生活を。

 とりあえず観て損はない映画。ただ、ジャンクフード批判を語っている映画なのに、かえってジャンクフードを食べたくなるのは、私だけでしょうか…。


『「ニート」って言うな!』

「ニート」って言うな! (光文社新書)「ニート」って言うな! (光文社新書)
(2006/01/17)
本田 由紀、内藤 朝雄 他

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 タイトルからして、以前から気になっていた本。ブックオフにて105円で売られていたので、さっそく買って読んでみました。


 本書は巷で叫ばれているニート論について、内容や実際のニートがどのような存在・状況なのかを考察・検証したもの。著者は教育社会学者の本田由紀さん、社会学者の内藤朝雄さん、当時東北大学工学部生だった(現在は評論家)後藤和智さんの3人。

 結論から先に言うと、本書は「巷のニート論は、現代社会における諸問題の本質を見誤っており、それらに対する解決の意義を全く見出していない」ことを強く説いています。


 具体的な主張の内容をいくつか紹介します。

 本田さんが述べているのは、ニートを含めた若者の就労問題。巷では「甘ったれている」など若者個人に全て原因があるように考えられています。しかし、内閣府が出した調査によれば決してそうしたことはないとされています。ニートの人々の中には就労を希望する人も数多くいたり、病気やけがによる理由から就労・求職が困難な人が多いことが、内閣府の統計調査で判明しています。

 若者の就労問題は、城繁幸さんの著書『若者はなぜ3年で辞めるのか?』でも述べられていますが、年功序列や終身雇用などの日本独特の雇用慣例が原因となっています。諸問題の原因を、ニートを含めた若者個人に何でも押しつけてしまうのは、日本独特の雇用慣例が原因であるという問題そのものの本質をうやむやにしているだけとのこと。

 内藤さん・後藤さんが述べているのは、巷のニートバッシングの矛盾や問題。ニートバッシングには、巷の若者バッシングのように、「最近の若者は危険だ」「昔はこんなんじゃなかった」などの陳腐な懐古思想(綺麗事)や無根拠な問題提起があることを説明しています。

 この手の話題は、私が卒論で書いたテレビゲームバッシングにも当てはまることなんですが、本当に根拠がない。科学的根拠もないでたらめな批判だけだったり、理想的な過去の社会を勝手に描いて現代社会をむやみに否定しているだけに過ぎないことが多い。そうした考えから出される解決策も、教育などで一方的に抑えつけて矯正させることなどをしているだけで、根本的な問題解決にはなっていないのが現状だとこと。

 著者3人は、「緒問題の本質をしっかり認識・理解したうえで、ニートを含めた若者の在り方を考え、彼らだけでなく万人にとって望ましい社会像の構築・実現していくことを必要である」ことを強く主張しています。


 読み終えた感想ですが、大変素晴らしい本でした。難しい論説や専門用語もあまり出てこないので、読みやすかった。

 本書の著者の中には社会学に精通した方がいたこともあり、大学に社会学を専攻した私自身も読んでいて、「確かにこれはおかしいぞ!」と賛同できることも多かったです。

 老若男女問わず、ぜひオススメしたい本。巷の若者バッシングやニートバッシングばかりする人は、一度本書を読んで頭を冷やすことを強くオススメします。社会の在り方(特に自由の概念)について考えさせられる記述や主張も多いので、そうした話題について参考にしたい人にもオススメです。


内藤朝雄HP -いじめと現代社会BLOG-

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