スマホを1年使った感想

 去年の6月に、現在使っているスマホである「URBANO PROGRESSO」に機種変更してから、今月で1年が経った。今までガラケーしか使ってこなかった私だが、スマホに変えてからようやく1年が経った。そこで、今回はスマホを1年間使った感想について、ザックバランに書いていく。


 まず、スマホを使っていて一番使い勝手が良くなったのは、やはりインターネットの閲覧であろう。ガラケーと違い、スムーズにページを見れるし、PCサイトも大抵のサイトは見れるようになっている。外出先でインターネットを見るには充分だ。

 それとアプリを使ったSNS(TwitterやFacebookなど)の利用も大変便利になった。PCほどではないが、こちらも閲覧はサクサクできる。また、スマホで足りない機能は、アプリの導入で機能を拡張することができる。私のスマホではタイマーがなかったので、無料アプリをダウンロードした。この拡張の自由度は、ガラケ-よりも断然上だ。

 だが、細かい操作で不満がある。文章の引用やコピペ(コピー・貼り付け)は、スマホでは使いづらくなった。キータッチでの操作と違い、スクリーンタッチでの範囲指定は細かく設定することが難しい。文章の引用も、ガラケーと比べるとできないことも増えた(受信・送信履歴からのメルアド引用など)。


 とりあえず、使って1年は経ったものの、スマホでまだまだ分からないことは多い。今後もいろいろ使って慣れていこうと思う。


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森の図書館へ行ってきました

 昨夜、渋谷の道玄坂にある森の図書館へ行ってきました。このお店は「お酒が飲める図書館」というコンセプトのもと、お酒を飲みながら、店内にある本を自由に読むことができるというお店です。

 店主は森俊介さん。森さんは、私が共育学舎の長期滞在中にお会いした方の1人で、以前当ブログでも取り上げた共育学舎のクラウドファンディングの発起人でもあります。森さんは、自称「活字中毒」と言うくらい読書が好きで、お酒も好きな方。その両方を楽しめるお店を起業したいと、6月の半ばに森の図書館をオープンしました。

 私はお酒に疎いので、お酒に詳しい従兄弟を誘って、一緒に行きました。


 森の図書館は道玄坂沿いのビルの3階にあります。お店に入ると、壁の本棚にびっしりと並べられた大量の本がずらり。すべて森さんが読んだもので、約1万冊あるのだとか。本は小説・エッセイ・実用書・写真集などなど、ジャンルを問わずさまざまな本が置かれています。ホリエモンや池上彰さんなどの著名人が書いた本もあります。

 料金システムは会員制ですが、非会員でも500円で店内での飲酒・読書を楽しむことができます。

森の図書館 店内
▲店内の写真

森の図書館 カウンター
▲店内のカウンター

森の図書館 ソファー席
▲店内のソファー席

 店主の森さんは、私がお店に入った時は、お客さんと談話中でした。私に気づくと「CHAGEAS-FANくん、久しぶり!」と、元気よく声をかけてくれました。私のことを覚えていてくれたのは、大変嬉しかった。

 私と従兄弟はテーブル席に座って、談話したり、本棚の本を取って読んだりして、時間を過ごしました。店内は思っていた以上に落ち着いた雰囲気で、渋谷とは思えないほどのゆったりとした空間でした。読書するには最適な空間です。

 メニューはお酒(バーだから当たり前ですが)と、軽く食べられるおつまみ。従兄弟によると、メニューのお酒は基本的にオーソドックスなものがほとんどだとか。これからどんどん増えていくかもしれません。

 しばらく談話していると、同じ共育学舎で出会ったMさん(仮名)が森の図書館に来てくれました。Mさんはパンのワークショップの受講生で、3月初めにいらしてました。三枝さんの話では、彼がワークショップ史上最年少の受講生だったそうです。

 今回の店での出会いは偶然で、Mさんは仕事帰りにたまたま店に寄ったのだとか。共育学舎関係の方と熊野以外の場所でお会いする機会はなかなかないので、今回森さんとMさんに再会できたことは大変嬉しかったです。

 2時間くらいお店にいましたが、気づいたら9時半ということで、さすがに私と従兄弟は店を後にしました。従兄弟も森さんのお店を好意的に見てくれて、森さんに「また来店してもいいですか?」と尋ねたほどです。本の量が半端ないので、私も新しい本を読みたくなったら、森さんの店で読ませてもらいたいと考えています。


 森の図書館はオープンしたばかりということもあり、来店前にお店の情報を公式Facebookでチェックしておいた方がいいです(イベントなど随時やっているので)。皆さんも渋谷にいらしたら、ぜひ立ち寄ってみてください。



「森の図書館」ティザーサイト

NEVERまとめ「渋谷に全く新しいタイプ"夜の図書館"が誕生!!【森の図書室@道玄坂】」

「森の図書館」Facebook公式ページ


天気が悪くてパッとしない

 梅雨時の6月。雨のシーズンですが、雨の降り具合がいまいちパッとしない。

 というのも、晴れているかなと思ったら、強い雨が突然ザーッと降る。この降るか降らないかが分からない天気が、どうにもわずらわしい。降るなら降るで1日中ザーッと降っていてほしい。晴れなら晴れでカラッと晴れていてほしい。

 もちろん自然現象なので言っても詮無きことではありますが、中途半端な天気はいろいろと面倒。昨日はゲリラ豪雨で、一部の地域に洪水警報などが出たりするので、気をつけていかないと。

 早く良い天気にならないものか…。


『鬼に訊け』

鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言- [DVD]鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言- [DVD]
(2012/08/31)
西岡常一、西岡太郎 他

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 前回紹介した『男はつらいよ』と同じ、こちらも共育学舎で観た映画。副題は「宮大工 西岡常一の遺言」。

 本作は法隆寺などの歴史的建造物の修繕などに尽力を注いだ宮大工である西岡常一の生き様や思想について追ったドキュメンタリー映画。三枝さんは西岡常一の生き様や思想に大変興味をお持ちで、本作はわざわざ三枝さんがDVDを購入して、たびたび皆の前で上映していました。


 西岡常一は宮大工の家系に生まれ、厳格な祖父のもとで宮大工の技術や心構えを学んできました。この祖父の教育が彼の人生の根本的な思想や価値観の形成に大きく関わっているといいます。

 本作はまだ西岡が存命していた時期にインタビューした映像を編集し、新たに構築したもの。ちなみに、西岡自身は1995年に亡くなっています。

 西岡常一がする宮大工の仕事は、素材の性質を知るために自分自身で材木を選び、古来の伝統道具を用いて古来独自の技術で建築を行う、というもの。薬師寺再建の際には、それに適した材木を探すべく台湾まで渡り、台湾の山々にある木々を自らの経験と感性をもとに材木を選定しました。また再建工事では建立当時の製法にならうために、現在では廃れてしまった槍鉋などの伝統工具を復活させました。

 そうした伝統的な工法で作業をするため、法隆寺などで行われた再建工事では、工事のやり方で学者たちとかなり対立したといわれています。柱にコンクリートを流し込むことで強度を上げる学者たちのやり方に対し、西岡は素材の性質を知ったうえで現代の工法よりも長期的に耐性を保てる伝統的なやり方を強く主張。単に理論だけではなく、技術や感性、経験などに照らし合わせて、西岡は伝統的なやり方で作業することを貫き通したのです。

 西岡は、伝統技術を継承するための弟子の育成にも力を注ぎました。弟子に対しても厳しく接し、槍鉋などの伝統的工具や工法を使うことにこだわり、現代の工具や工法をあまり用いないやり方を伝授しました。この弟子の方々は、彼の死後もその技術を受け継ぎ、伝統的な工法による宮大工の仕事を現在も続けています。


 観終えた感想ですが、とても興味深い内容でした。基本的に西岡へのインタビューやナレーションによる説明が多く入るのですが、西岡の独特の感性と経験による宮大工の仕事や生き様は、これまで宮大工について知らなかった人でも思わず見入ってしまいます。

 なにより本作を観る三枝さん自身の考え方や価値観に、西岡のそれと通じるところがけっこうあるのが更に興味深いところ。自然の概念を理解したうえで素材選びを行うところや、仕事のない時に農業をやって自然の恵みに感謝するところなど、自然を理解しようとする姿勢は三枝さんと同じです。三枝さんも会話の中で田舎暮らしについて語る際、西岡の考え方や思想を引用して説明をしたりします。そうしたことから、三枝さん自身も西岡常一に何かしらの共感を抱いているのだと思います。

 日本人ならぜひ観ておきたい一作。大工仕事に興味がある方はぜひ。


『鬼に訊け』公式サイト


『フルサトをつくる』

フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方
(2014/04/28)
伊藤 洋志、pha 他

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 当ブログの読書のカテゴリもとうとう100になりました。今回、その記念すべき100冊目となる本は、『ナリワイをつくる』でおなじみの伊藤洋志さんと『ニートの歩き方』でおなじみのphaさんの共著である『ナリワイをつくる』です。副題は「帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方」。

 本書については、共育学舎の長期滞在中に「伊藤さんとphaさんが共同で新しい本を執筆している」という話を聞いていました。副題の文章は、伊藤さんがFacebookで公募したそうです。5月7日に出版されるに当たって、phaさんから共育学舎宛てに本書の献本が届きました。三枝さんを始め、皆(多かれ少なかれ)本書を読んでいました。

 私も共育学舎で暇を見つけては本書をパラパラと読んでいましたが、すべての内容は読み切れず…。とはいえ、出る前から「絶対に買おう!」と決めていたので、30日に共育学舎を去って京都に着いた際に、京都駅の本屋さんで購入しました。その後、新幹線の車内や自宅ですべての内容を読み終えました。


 本書は、多拠点居住をベースとしたもう一つの生活拠点である「フルサト」について、伊藤さんとphaさんがそれぞれ述べたもの。「はじめに」の項目で、伊藤さんは以下のように述べています。

 本書はおおざっぱに言うと21世紀の多拠点居住についての考察である。専業ばっかりでもあかんやろ、という前著『ナリワイをつくる』(東京書籍)に引き続き、都会か田舎かという二者択一を超える住まい方を考えたい、という動機で書かれている。

 さらに本書で中心的に記録されているのは、そのなかでも都市に住んでいた人が新たにつくるもう一つの拠点、「フルサト」についてである。ここでフルサトというのは生存条件のハードルが限りなく低いもう一つの拠点である。

 人間が何かにチャレンジができる条件とは、いざとなったら死なない自信であると私は考えている。「背水の陣なんてのは、普段は無理な特殊例だから故事成語になっている」と前作で書いた。21世紀初頭の現在において、楽しくたくましく生きるための重要な作戦の一つは、フルサトをつくることである。フルサトの条件としては、いざとなったらそこに帰れば、心身ともに健やかに生活が送れ、競合他社とか機会損失とかそういう経済用語がさほど通用しない環境があるところである。風の音とか温泉のじわーっと来るかんじとか野菜の旨さとかを体感しながら動物的なペースや感覚で暮らせる場所でもある。



 巷で言われている「0か1か?」というような絶対的な二者択一の思考に対して、本書では「二者択一で絶対視するのではなく、臨機応変に対処しながら、複数の拠点で生活できるライフスタイルを確立すればいい」といった切り口で、フルサトづくりについて述べています。

 フルサトづくりに当たって、本書では下記の具体的な要素について各章ごとに取り上げ、具体的に書いています。各章は、伊藤さんとphaさんが交互に変わりながら、それぞれの文章を書いている構成となっています。

第1章 フルサトの見つけかた(pha)
→フルサトを選ぶ際のポイントについての説明。
第2章 「住む」をつくる(伊藤)
→フルサトの住まい(空き家の探し方や修繕方法)・往来などについて解説。
第3章 「つながり」をつくる(pha)
→フルサトでの人間関係のネットワークについての説明。
第4章 「仕事」をつくる―「頼みごと」をつくる(伊藤)
→フルサトでの仕事づくりについて解説。
第5章 「文化」をつくる(pha)
→フルサトでのイベントや楽しさを生み出すやり方について説明。
第6章 「楽しい」をつくる―「~したい」をつくる(伊藤)
→前章の内容と似ているが、イベントづくりなどをより実践的にできるための具体的解説。
第7章 フルサトの良さ―多拠点居住の意義(pha)
→フルサトの生活についての総合的な考察や認識について説明。



 本書で書かれているフルサトですが、その事例はほとんどが伊藤さん・phaさんにとって馴染みのある熊野に関する事柄。共育学舎の三枝さんの話、NPO法人「山の学校」の柴田さんの九重小学校の話、新宮市議会議員であるてつじいこと並河哲次さんの話、九重小学校でパン屋を運営している林さんの話、などなど。熊野に縁のある方にとっては、「ああ、あの人のことだ!」と実感することばかりです。

 そうした事例を紹介しつつ、フルサトづくりにおける重要なポイントを解説しているので、具体性がしっかりとしていて、分かりやすいです。


 読み終えた感想ですが、大変素晴らしい内容でした。巷にある行政の支援制度や移住・定住の概念とは違った切り口は、どれも共感・理解できるものばかりでした。

 伊藤さんの文章は全体的に、論文のような口調で書かれている解説文みたいな印象。それとは対照的に、phaさんの文章は彼らしいのんびりとした口調で書かれていて、どちらかというとエッセイのような感じでした。この対照的な文章が、本書における理解と親近性を高めているようにも思います。

 ちなみに三枝さんも本書を読みましたが、三枝さんから見ると「目新しい内容は特にない」とのこと。本書で書かれている生活スタイルや価値観は、元々田舎では当たり前のように行われてきたことであり、それを伊藤さんとphaさんが本書を通じて世に広めただけということだそうです。実際に三枝さんは、本書で書かれている事柄(農業や家づくりなど)についてほとんどやってきた経験があるそうです。

 田舎暮らしに興味がある方、共育学舎をはじめとした熊野の活動に興味がある方、多拠点居住をしたいと考えている方に是非オススメです。


 最後に余談ですが、本書に掲載されている写真に私が写っています。プライバシーの関係上、どれかは明かせません(写っていると言っても、ほんの小さくですが…)。とはいえ、自分自身が著名な方の本に載ることができて、大変嬉しく思います。


ナリワイ(公式サイト)

phaの日記