大崎上島滞在記(3)

前回の記事はこちら


 今回は、島でのお仕事について書いていきます。島でのお仕事といってもいろいろあるのですが、私がお手伝いをさせていただいたことを取り上げていきます。

 最初にお手伝いさせて頂いたのは、Nさんの畑に設けるイノシシ避けの柵作り

 Nさんは自転車で10分ほどの場所にある畑を借りています。元々は地元の農家さんが持っていた畑でしたが、その方が引退を機に畑の管理をやめるということで、そこをNさんが借りたそうです。畑は高台にある土地で、畑の両端に設置しました。

 現時点である畑の農作物はみかんなどの柑橘類。無農薬で栽培していたそうで、それの影響は他の土地に比べて少ないのだとか。Nさんは環境問題にとても関心がある方なので、無農薬の畑はまさに彼にとって好条件の畑でした。将来はみかんだけでなく、空いている土地で他の農作物を育てる予定だとか。

 このお仕事で共に作業をして下さったのが、島外からの移住者であるYさん(仮名)。YさんはNさんと親しく、お互いの仕事で共に作業をするほどの仲だそうです。Yさんは家族を引き連れて島に移住し、島では何でも屋などの複業を営みながら生活しています。

 次にお手伝いさせていたのは、Nさんがアルバイトとして受け入れさせてもらっている地元農家さんのSさん(仮名)でのみかんの摘果作業。午前中だけではありますが、2回お手伝いさせていだきました。

 Sさんは島外からの移住者で、奥さんは島出身のUターン者。作業中は漫才トーク並みに会話が多く、それでいてテキパキ仕事をこなしているので、まさにプロでした。会話はお互い楽しみながらやるためにしているそうです。時事ネタやら芸能界ネタやら、さまざまな話題が飛び交いました(後日松本さんの話によると、古来日本の農業は田楽にあるように、楽しみながら作業にいそしむのが習わしだったといいます)。

 Sさんの畑は、山の斜面にあるものすごく急な場所。設置された運搬用のモノレールに乗って畑まで登っていきます。摘果作業では、小さいものや傷がついたものを、手で取ってどんどん捨てていきます。斜面の土地ということで足場が悪く、かなり仕事がハードでした。

 最後に書くのは、松本さんが始めた山尻集落のお年寄りのための「孫の手サービス」。最近始まったばかりのサービス業で、何でも屋のようにお仕事を請け負いながら、地元の方とのコミュニティを深めていくとのこと。この時やったお仕事は、地元のおばあさんの家の近くに設けるイノシシの柵作りでした。

 高台の上にあるのですが、草木が生い茂っているので、松本さんがノコギリやチェーンソウで切っていき、下に落ちたものを私やおばあさんが拾って捨てていく作業。バッサバッサ切っていき、最後に柵を設けていき、完成。

 松本さん経由で、私宛てにおばあさんから御礼金をいただきました。正直もらっていいのか戸惑いましたが、御言葉に甘えていただきました。


つづく


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大崎上島滞在記(2)

前回の記事はこちら


 今回は、島で出会った方々と、彼らから教わったいなか暮らしや移住に関するアドバイスについて書いていきます。

 島に到着した14日に、シェアハウスの家主である松本さんから移住に関するさまざまな話を伺いました。話を要約すると以下の通り。

・移住者は一見さんよりも、島内の方々とのご縁で移住される方々がほとんど。
・収入源となる仕事とは、複業することで安定的に成り立って行く。
・20代の移住者も多く、年齢層を超えた幅広いコミュニティもある。



 島に移住される方々は、島内にいる移住者の方々の紹介などで来られる方が多いと聞きます。「テレビで観て、来ました」という感じの方だと、興味本位でしかなかったりすることもあるため、そうした方は移住にまで結び付かないそうです。

 仕事については、複業とのことですが、これは共育学舎の三枝さんから学んだことと同じでした。島では雇用形態の仕事でなくとも、頼まれる仕事が多く、それらをこなしていくだけでも充分な収入が得られるといいます。実際、Nさんも複業の収入で生活しています。まさにナリワイ!

 移住者も20代や30代の若い方も多く、彼ら同士のコミュニティの結びつきも強いそうです。移住者の中には、定年退職を機にいなか暮らしを始めた60代の方々もいらっしゃるのですが、そうした方々との交流もあり、世代を超えたコミュニティもあるそうです。


 17日は、私と大阪でシェアハウスを運営されている来客のKさん(仮名)のために、取釜宏行さんと円光歩さんとお会いしました。私とKさんのお願いを聴いて、松本さんが取り次いでくれました。シェアハウスで食事がてら、お二人と面会することができました。

 取釜さんは「大崎上島定住支援プロジェクト」のオーナーで、行政・民間単位で島内のさまざまな活動をされてらっしゃいます。円光さんは島内の高校生のための学習塾を運営しており、他にもさまざまな活動をされています。お二人とも島の出身で、共育学舎の三枝さんやてつじいこと並河哲次さんとのご縁もある方々。食事中も共育学舎や熊野のに関する話題で盛り上がりました。

 さて、さまざまな話題をする中で、私の移住に関する話題が出てきました。「どこに移住したいのか?」という問いに、私はいろいろ答えていく中で最終的に京都に。そうした会話の中で移住に関して、いろいろアドバイスをいただきました。特に京都では、綾部市が移住支援に積極的だったり、「京都移住計画」という移住支援プロジェクトがあるというお話を頂きました。

 移住についてはまだいろいろ考えておきたいことがあるので、現時点ではなんとも言いようがありませんが、いろいろなお話を聴けて、とても良かったです。私の移住に関する事柄は、別の記事であらためて書きます。


つづく


大崎上島滞在記(1)

 以前こちらの記事でも書きましたが、私は今月の14日から24日の11日間に広島県大崎上島に行ってまいりました。そのことについて、いろいろとつづっていこうと思います。

 14日は朝の5時台の電車に乗って、成田空港へ。春秋航空という中国企業のLCCを使って行きましたが、1時間半ほどのフライトだったので特に不満も不便もなく、無事に広島空港に到着。広島空港からはバスと鉄道とフェリーを乗り継いで、大崎上島へ(今回はNさんの都合により、島にある大西港行きのフェリーに乗るため、このルートになりました)。

 そして、大崎上島に初上陸! 島内では「おと姫バス」というコミュニティバスが走っていて、それに乗ってNさんがいらっしゃる山尻の集落まで行きました。

 山尻の集落にあるバス停がNさんとの待ち合わせ場所。バス停に着くとすでにNさんが待っていてくれて、無事にお会いすることができました。交通機関の時刻をいろいろ調べて、14時半頃に到着。道中でのトラブルもなく、時間どおりの到着でした。

 荷物を置くため、Nさんの自宅をお邪魔しました。Nさんの自宅は、築100年(!)もあるほどの古民家。一部の部屋は増築もされているのですが、そこでも築50年も経っているとか。Nさんは当初近所にある移住者向けのシェアハウスに住んでいたのですが、今月からこの古民家に住み始めました。当初は住むのが難しい環境だったそうですが、Nさんや彼の友人の方々のお力で、かなり改善されたそうです。まだ解決しなければならない所もあるそうなのですが、友人の方々のお力を借りて、改善していくとのこと。

 その後、Nさんが住んでいたシェアハウスにお邪魔しました。それがシェアハウス「Chikara」です。食事や入浴など、生活を含めた滞在中のさまざまなことでお世話になりました。

山尻シェアハウス「Chikara」Facebook公式ページ

 山尻出身の松本幸市さんが運営するシェアハウスです。松本さんは島内でのイベント運営や地域コミュニティのための活動などを幅広く手掛けている方で、島外からの移住者支援も積極的に活動されております。Nさんの勧めで、私は松本さんと彼のシェハウスにお世話になることで、私自身が将来生活したい・できる場所・環境探しの参考にさせてもらうための情報収集や人とのつながり作りをさせていただきました(詳細は別の記事であらためて書きます)。

 シェアハウスに現在住んでいるのは、家主である松本さんと愛媛県からお越しの女性であるFさん(仮名)。彼女は現在島内の学校にある学童の非常勤講師を務めつつ、島内で行われるイベントや活動での参加に取り組んでいます(Nさんも松本さんのシェアハウスで10ヵ月ほど滞在し、今月に上述の古民家に移りました)。

 シェアハウスでの生活は共同生活。明文化された厳格なルールはありませんが、互いに他者のことを配慮しつつ、料理や風呂焚きなどの家事をしながら、生活しています。私もいろいろお手伝いをさせていただきました。シェアハウスも元々あった古民家を使っており、築80年も経っているとか。お風呂は薪ストーブを使って沸かします。

 松本さんのシェアハウスには来客も多く、大崎上島やシェアハウスに興味を持ってくれた方々が泊まりに来たりするそうです。私の滞在中にも、短期でいらっしゃった方が何人もおられ、さまざまな出会いをすることができました。まるで、共育学舎での滞在生活のようで懐かしい感じもしました。


 とりあえず、今日はここまで。今後もいろいろつづっていきます。


つづく


大崎上島からの更新

 いろいろあって、ブログの更新をしてませんでしたが、短いながら久しぶりの更新を。

 広島県大崎上島ではNさんや地元の方のお手伝いをしたり、1日フリーの日は島をお借りした自転車で1周したりと、体を動かしていました。そのせいか、体重が現在97キロと、来る前よりも8キロも痩せました!

 他にも書くことはいろいろあるのですが、今は手書きのメモに書きまとめているので、詳しくは東京に帰ってからあらためて書いていきます。

 それでは、今日はこの辺で。




明日から広島県大崎上島に行ってきます & ブログの更新について

 以前こちらの記事でも告知しましたが、私はNさん(仮名)がいらっしゃる広島県大崎上島へ行ってきます。期間は明日の14日から24日までの11日間です。

 Nさんとは去年共育学舎で長期滞在していた時に、共同生活をした方。Nさんが移住した大崎上島について書かれたFacebookの記事を読んで、興味がすごく湧き、私も行くことを決めました。

 島に行ったら、私自身が将来生活したい・できる場所・環境探しの参考にさせてもらうための情報収集や人とのつながり作りをしっかりやっていきたいと思います。特に情報収集では、現地で知り合った方々のお話や人づてなどを頼りに、芋づる式に入手できたらと考えております(もちろん、結果がどうなるかは行ってみなければ分かりませんが…)。大崎上島のことだけでなく、そこ以外での地域や活動で気になる情報が得られれば、今後の参考にしたいところ。

 昨日三枝さんにもこのことをお伝えした際、「取釜さん(移住支援のオーナー)によろしく伝えといてくれ」とのこと。三枝さん曰く、取釜さんは何度か熊野に訪れたことがあり、その関係で三枝さんとも交流があるそうです。田舎暮らしについて、共育学舎という共通の話題があることは大変うれしく思います。

 今回の広島行きですが、交通ルートについていろいろ調べた結果、LCCで広島空港に行って、そこからバスやフェリーで南下して大崎上島に行くことにしました。大崎上島自体が広島空港のほぼ真南にあるので、空港から行った方が近く、広島行きのLCC自体も片道料金が約6500円とリーズナブル(JALやANAなどの通常便の半額以下という安さ)。ただ、そのLCCは成田空港発の便しかないので、わざわざ成田まで行かなければならないのが少々残念なところ(羽田空港発のLCCは残念ながらありませんでした)。2月にハワイへ行った以来の2度目の成田空港。まさか年内に2度成田から飛行機に乗るとは…。

 空港からはバス・電車・フェリーを乗り継いで、Nさんと島内で待ち合わせた場所に行きます。ただ、乗り換えのタイミングが長引いたりする関係で、道中は時間が余ったりします。その間に何かできないかな…。何はともあれ、乗車時間に間に合えばよいので、(当たり前ながら)当日は時間厳守で行動です。


 大崎上島へ行っている間のブログの更新についてですが、更新頻度は下げるものの、現地で更新できたらスマホでやろうと考えています。今の私のスマホはauの「XPERIA Z Ultra」を使っていますので、今までよりかはスマホでの更新は楽になるかと。まだこの機種でのブログ更新をやったことがありませんので、今回で「XPERIA Z Ultra」のブログ更新の使い心地を確かめてみたいと思います。


 とりあえず、今日はこの辺で。明日はとにかく無事に大崎上島へ到着することを願うのみ!