『黄金の扉を開ける 賢者の海外投資術』

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 (講談社プラスアルファ文庫)黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 (講談社プラスアルファ文庫)
(2011/10/21)
橘 玲

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 先月(2011年10月)発売された経済作家の橘玲さんの本。2008年にダイヤモンド社から出版されたものを文庫化されたものです。橘玲さんの本ということですぐに買いました。

 本書はタイトルにもある通り、投資に関する様々な理論や方法を書いた本。それも日本国内ではなく、海外に向けた投資内容。橘玲さんが書いている本の中では実践的な内容。取り上げている投資の話題は、プライベートバンカー、分散投資、エマージング投資、ミセス・ワタナベ(FX投資でボロ儲けした日本の専業主婦の呼称)、ヘッジファンド、タックスヘイヴンなどさまざま。

 面白かったのは、投資の解説の一つに、料理漫画『美味しんぼ』の「究極の料理vs至高の料理」を真似た、『投資んぼ』の「究極の投資vs至高の投資」という例え話。海原雄山が行う「至高の投資(お金持ちの投資)」に、一端のサラリーマンである山岡四郎が「究極の投資(あまり金融資本がなくてもできる投資)」で利益を得る方法を探るというもの。ストーリではなく、あくまで解説なので「お互いの情勢がどうなったのか」という解説しか書いてありませんが、具体的な表現を交えて解説してあるので分かりやすかった。

 読み終えた感想ですが、正直難しかった。専門用語が多く飛び交い、投資・金融の知識が不十分な私には理解できないところも多々ありました。橘玲さん自身も本書で以下のように述べています。

 本書では『臆病者のための株入門』(文春新書)の上級者版でもある。前著では初心者の読者を想定していたため、投資のいちばんの魅力であるリスキーな部分はあまり紹介できなかった。それが心残りだったので、本書ではデリバティブやエマージング投資の話題を盛り込んだ。株式投資の基本的なことは前著で述べているので、併せてお読みいただければ幸いである。


 『臆病者のための株入門』をもう一度読んだ方が良さそう…。それと、本書では『マネーロンダリング入門』で書かれているという金融の知識も取り上げられていました。私はこちらはまだ読んでいないので、こちらもそのうち読んでおきたい。

 総評としては、オススメできるかどうかは少々難しい本。海外投資に興味があるなら、読んでみる価値はあると思います。とりあえず、本書の前に『臆病者のための株入門』を読んでおくことを強くオススメします。


橘玲 公式サイト


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