ゲームクリエイター稲船敬二さんの講演を聴きに行きました!

 Twitterにも書きましたが、今日は都内の某所にて開かれた、ゲームクリエイターである稲船敬二さんの講演を聴きに行きました。稲船さんとはいえば、大手老舗ゲームメーカーであるカプコンにて、ロックマンシリーズを生み出した有名なゲームクリエイターです。2年ほど前に長年勤めていたカプコンを退社し、現在は「株式会社コンセプト」という自身の会社を立ち上げて、独立・起業しています。

 当日の稲船さんの服装は、グレーのトレーナーにジーンズ、前髪にワックスをかけてツンツンにしたヘアースタイルという、ラフな格好でした。堅苦しくない彼の服装には、「俺は自分で自由にゲームクリエイターやってるんだ!」というエネルギッシュなオーラを感じました。

 ゲームクリエイターの方なので、講演ではゲーム業界の裏話などを聴けるのかと思いきや、話すことのほとんどは彼の人生論に関する話題でした。彼が話す自身の人生論を聴いてみて思ったのが、やはり彼自身もホリエモンこと堀江貴文さんのような(たとえ例が彼しか思い浮かばず、一部の方には申し訳ないのですが)、典型的な野心家であり、社会的強者の立場にいる人物だということ。私のような凡人にはなかなかマネできない彼独自の価値観や思想がありました(理由は後ほど)。


 講演で彼が話した内容について書いていきます。発言内容については、いくらか省略・整理して書いていきます。

 まず彼が最初に話したことは、若い人には「積極性」と「迷わないこと」を持つことが大事だという話をされました。

 「ゲームは(ユーザーが)手に取らなければ、面白さは伝わらない」
 「そのためにも、自分のことや自分のゲームを積極的にアピールする人(クリエイター)がゲーム業界には必須!」


 稲船さんは、自身の社名にも取り入れた「コンセプト」についても語ってくれました。社名にするまで意識しているほどの、彼が話すコンセプトとは、ここでは「複数の物事や選択肢を何か一つに絞り込むこと」ということ。複数の選択肢で迷っている人は選択肢を絞り込むことができていない状態であるから。それができないのは自分に自信がないからであり、自慢できるものも何も思い浮かばないからであると言います。

  「自分のことで自慢できることを20個考えて、それらを自分の基準として自信を持つ」
  「世間を気にせず、失敗を恐れず、選択肢を自分で選べ!」
  「成功しようと思うな! それを気にすると(人としての器が)小さくなる」


 また、「選択したことにおける失敗は、たいてい自分が選んだ選択肢で起こるもの」とし、「成功する選択肢とは、自分が選ぶ選択肢と逆の選択肢で起きている」と言います。そうなると、「どうせ自分が選ぶ選択肢は失敗が多いのだから、今さら失敗を恐れてどうなる! それらの失敗の中でも成功に当たることがあるのだからラッキーじゃないか!」として、稲船さんなりの失敗を恐れない成功の秘訣を語っています。


 講演を(うろ覚えですが)1時間ほどしたあと、参加者との質疑応答に入りました。稲船さんに向けられた質問はいくつかありましたが、それも人生論に関するものが多かったです。人生論以外では↓のことがありました。

 Q.ゲーム業界で起業したいのですが?
 A.起業したきゃ、(ホリエモンのように学生生活中でも)今すればいい!
   ただ、君の周りには仕事の苦楽をともにできる仲間がいるのか?
   そうした仲間を持って、リーダーは仁徳を持った御仁になって、会社を経営すること。

 Q.今後のゲーム業界はどうなりますか?
 A.コンソールゲーム業界は、デコボコ道を歩くがのごとく、厳しい情勢にある。
   ソーシャルゲーん業界は進展はしているものの、暗闇を明りなしで進むがごとく、未来は分からない。
   現在のゲーム業界は、誰も新しい活路を切り開こうとせず、保守的になっている。


 講演が終えて、彼が話してきたことをマメにメモしてきましたが、見直してみると巷の成功者が唱えているポジティブな思考が多かったです。

 これらを悪いとは言いませんが、私にはどうしても彼らのやっていること・考えていることを「自分にもできる!」とは思えませんでした。彼らのような社会的強者のような立場にいる人間と、私のような凡人では、ほんの少しのアクションを起こすだけでも、過程や結果にかなりの差が出てしまうからです。「やればできる!」という主張は、確かに誰にでも開かれているチャンスですが、それをものにできるのはほんの一握りです。それがクリエイティブな仕事となると、努力だけの問題では難しいです。

 私は橘玲さんが提唱する「やってもできない」というネガティブな事実を受け入れたうえで、自分のネガティブな人生をどう生きるか、決めていきたいと思います。


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