高校1年生のクラスの同窓会(1)

 今月の3日に行くかどうかかどうかなかなか決められなかった高校の同窓会の参加。その翌日に旧友が参加するということになったので、自分も彼と一緒に参加することにした。そして同窓会が昨日行われた。

 今回の同窓会は、私が転校する前に通っていた私立高校(私は途中で転校してしまった身なのだが)の1年生の時のクラスメンバーで開かれた。参加メンバーは当時の担任の男のK先生1人、私含め男子3人、女子7人の計11人。幹事は当時クラスの中心的存在だった女子(通常:リーダー。生徒会長のような役職)。K先生が「みんなの今の状況が知りたい!」という願望から、リーダーが今回の同窓会を開くことを決めたという。クラスは35人ほどいたが、やはりなかなか集まっていなかった。場所は新宿の居酒屋。メンバーの半分ほどがだいぶ遅れてきたが、何とか全員そろって同窓会を始めることができた。


 同窓会の話題は高校時代に関することばかりだった。というのも、自慢ではないが、私がいた当時のクラスはかなり印象深いクラスだった。クラスメイトの1人1人の個性がとても強く、学校行事も他クラスに比べると積極的に参加していた。そのおかげか、私は高校1年間のクラスでの出来事をいくつか強く覚えている。K先生含め、生徒自身も「あの時のクラスが1番良かったよね」という話で盛り上がっていた。

 私たちのクラス担任であったK先生は当時29歳で、昨日の同窓会では37歳になっていたが、風貌はあまり変わらなかった。K先生も皆も、互いの顔見て「変わってないなあ!」という呼び声が絶えなかった。学校のK先生の話題では「○○先生が亡くなったよ」「△△先生リアルに謎の失踪!」といった驚愕の話まで飛び交った。

 K先生は大学卒業後してから7年間当時の私立高校に数学の教員を務め、2回クラス担任を持った経験があるかなり若いK先生だ。しかし、K先生は「教員としての自分の意欲を他校でもチャレンジしたい」と考え、私たちのクラスを最後に、私立高校を去ってしまった。

 K先生の離任式でもあった1学年最後のに日、最後のホームルームでは「このクラスは最高のクラスだ」と涙を流しながら、教壇に立っていた。本人は1学年最初の日に「自分のクラスを良いものにしたい」と私たち生徒全員に公言したこともあって、それが本当に実現できたのだから、嬉しくないはずがなかった。「あの時のクラスが満足のいくクラスじゃなかったら、俺あの私立高校に残ってたと思う。おまえたちがしっかりしていたからこそ、俺は悔いなく学校を去ることができたんだ」とK先生はしみじみに語った。

 K先生の教育は、熱血ながらもユニークで面白いというスタイルだ。不正や規則については厳しく注意するも、ホームルームなどのクラス単位で集まる時間には、学校関連の報告そっちのけで面白い雑談話を話してくれていた。現代はあまり見られない個性育成・熱血青春な教育の雰囲気を漂わせる人だ。「学歴だ! 何だ!」といった堅苦しいガリ勉の雰囲気はない。

 そのK先生から聞いたのだが、私の高校で学校行事で行われた合唱コンクールはなんと、そのK先生が企画を他の先生に発案したのだという。先生曰く、最初は他の先生から反対されつつも、「そこまで言うならうちのクラスが優勝して、どんなに良いものか証明しますよ!」と強気に言ったらしい。そして私たちが合唱コンクールに参加して、他クラスを抜いて、見事に優勝。K先生はこの経験を活かし、他の学校でも合唱コンクールを開かせ、自分のクラスをまたも優勝させたという。先生こそ「心から教師という仕事を天職できる人だ」と感じてしまった。


 K先生から、私が転校したことに関する話題が触れられた。自分で言うのも変だが、私は積極的に物事に参加はしなかったものの、クラス内ではそれなりの存在感はあった。当時私は大学受験のために必死で勉強し、クラスでも高い成績ランク(クラスで2番目の総合順位)を得たことがある。当時はK先生からもよく褒められた。けれど、転校。先生は後からそのことを聞いたのだが、「なんでアイツが!?」と驚いてしまったという。

 転校後の話にて、私は私立の全日制高校から公立の定時制高校へ移ったこともあり、先生から「やっぱりカルチャーショック受けるでしょ?」と聴かれた。まさにその通りで、私立の全日制と公立の定時制では、同じ高等学校とはいえども世界観がまるっきし違うのだ。私が転校した公立の定時制高校は、かなりオープンで自由な雰囲気だったので、校則が厳しかった前の私立高校に比べると、とても居心地が良かった(こればかりは先生には申し訳ない)。


 こんな感じでぺっちゃくり、居酒屋の制限時間である2時間はあっという間に過ぎてしまった。21時ごろに店をみんなで出た後、2次会をやることが決まり、次の会場までみんなで新宿の街をブラブラと歩いていった。


 記事が長くなるので次回に続きます。


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