『潰れないのはさおだけ屋だけじゃなかった』

潰れないのはさおだけ屋だけじゃなかった (宝島社新書)潰れないのはさおだけ屋だけじゃなかった (宝島社新書)
(2005/12)
リテール経済研究会三銃士

商品詳細を見る

 本書はブックオフでたまたま105円で売られていたもの。タイトルがとても気になったので、買って読んでみました。


 本書のタイトルでピンと来られた方もいらっしゃると思いますが、公認会計士である山田真哉さん著書のベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(以下:『さおだけ屋』)のように、身近な商店や商売を取り上げて、それらのビジネスのからくりを紐解いていくというもの。

 「タイトルからして、『さおだけ屋』の続編じゃないの?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、それにあらず! 著者は山田真哉さんではないですし、『さおだけ屋』との直接的なつながりもありません。一応本書の最初の「解説」という形で、山田真哉さんの本書へのコメントが書かれています。


 それでは、本書の内容についてさらりと紹介します。

 前述のとおり、本書は身近な商店や商売を取り上げて、それらのビジネスのからくりを紐解いていくというもの。論説によって淡々と解説されるのでなく、架空の登場人物たちの会話や活躍を通して、ビジネスのからくりについて解説していきます。

 山田真哉さんの『さおだけ屋』でもそうした身近な商店や商売の疑問を取り上げていましたが、本書はその疑問について更に具体的に幅広く取り上げた内容となっています。また『さおだけ屋』は基本的に会計についての解説でしたが、本書はビジネスそのものの仕組みについて解説しています。

 登場人物は公認会計士の江戸坂先生と彼の妻である智恵さん、彼の下で働く起業家志望の青年の黒須彰さん(愛称:クロスくん)の3人。彼ら自身の日常生活の中で、ふと目についた身近な物事「無用の長物としか思えない商店街の地図」「古臭いイメージの置き薬」「細々とやっている古紙回収業者」などなど。「どうやって儲けているのだろう?」「なんであんな物事に需要があるのだろう?」という疑問について、彼らの言動・考察から徐々に答えを出していきます。


 読み終えた感想ですが、とても面白かったです。本書で解説されている身近な商売や物事について知ってみると、「そ、そうだったのか!」と驚くものが多かったです。中には、「そんな物事が商売になるのか!」と思えるくらい意外な物事を用いたビジネスもありました。

 ビジネスに関する書籍としてはとても面白い良書。ビジネスに関する入門書として最適。オススメです。


スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する