NPO共育学舎「いなか研修生」に参加(1)

 こちらの記事で告知しましたが、今月(2月)の3日から12日までNPO共育学舎(以下:共育学舎)の「いなか研修生」に参加してきました。その間、ブログは更新していませんでしたが、昨日無事に帰宅。昨夜はそのまま寝てしまい、ブログは書きませんでしたが、今日から更新を再開します。

 それでは、私が参加した「いなか研修生」について、いろいろ書いていこうと思います。


 参加した場所は、和歌山県新宮市熊野川町。世界遺産になった熊野古道でおなじみの熊野大社からほど近い場所にあります。私は鉄道で行きましたが、東京(品川駅)から名古屋まで新幹線で約1時間半、名古屋から新宮まで特急で約3時間半、新宮から熊野川町までバスで約1時間という計6時間もかかる道程(!)。紀伊半島の南部にあるため、名古屋からも大阪からも、かなり遠い場所にあります。

新宮駅
▲新宮駅

 共育学舎を運営しているのは、三枝孝之さんと奥さんのユキさん、お二人の子供である玄祈くんの3人家族。三枝さんは元々新宮市の方ではなく、他の地域から来た方。職業ももとから農家だったわけではなく、いろいろ試行錯誤されて、現在の共育学舎を運営されています。

 施設は、廃校になった小学校(敷屋小学校)を共育学舎の方々が改築して利用。古臭い感じは否めませんが、室内はこじんまりとしていて、とてもアットホームな雰囲気。元々教室だったり図書室だったりした場所を再利用して、寝室にしたり、ダイニングにしたり、応接室にしたりしています。以下は施設である校舎の写真。

校舎全景
▲校舎

校舎入口
▲校舎入口(左にあるのはパンを焼くための窯)

校舎廊下
▲校舎廊下

校舎男性用寝室
▲男性用の寝室(蚊帳は年中かけてあるのだとか)

校舎黒板イラスト
▲phaさんの友人が描いた黒板のイラスト(廊下にありました)

 場所と施設の説明はこれぐらいにして、研修内容について紹介します。研修内容は特にコレといって決まっておらず、日によってやることは変わります。農業から、施設の清掃・管理、地元住民の方から何かしらのお手伝いなど、さまざま。

 私がやってきたことの一部を具体的に紹介。

 まず農業。これは私が研修に参加した一番の理由であり、一番やりたかったことです。共育学舎では、米・小麦・ハクサイ・ダイコン・ニンジン・ブロッコリー・タマネギ・大豆・エンドウ豆などの複数の野菜や穀物を育てています。いずれも換金目的で栽培しているのではなく、自分たちが食べる分だけを栽培しているとのこと(小麦はパン作りに使用)。

 「さっそく農業やるぞ!」といっても、今は冬なので新しく植えるものや収穫するものは特になし。とりあえず、休耕地の耕しと土ならしをやったり、肥料用のカヤを植えるために穴掘ったりと、土いじりが主でした。

 作物は無農薬の有機栽培。お金をかけずに栽培しているとのことで、雑草対策にビニールシートではなくもみ殻を撒いたり、肥料に残飯や料理で出た生ゴミを使うなど、創意工夫が施されています。

熊野川町の一風景
▲熊野川町の一風景

校舎と畑
▲校舎と畑(田畑は無償で借りているとのこと)

 次に地元の方からのアルバイト

 共育学舎出身で新宮市議会議員として活躍している並河哲次さん(通称:てつじい)が何度か訪れまして、その際地元の方々へ向けた議員活動報告のパンフレットのポスティングに誘われました。てつじいさんは26歳で議員に当選された方で、かなりパワフルなお方。ブロガーのちきりんさんともお会いしたことがあるとか(その時の記事がこちら)。

 ポスティングした場所は熊野川町よりさらに奥の集落。ほとんどが高齢者で若者がいない「限界集落」と呼ばれる場所でした。ポスティング中に会う人々は確かにお年寄りばかりで、廃校になった小学校などもありました。てつじんさんは住民の方々と会えば、元気に笑顔であいさつし、その場で談笑したりとさわやかに取り組んでいました。

 アルバイト代は2000円。といっても私はたまたまやることがなくて、自発的に参加しただけですが、てつじいさんからは「お礼」ということでありがたく頂きました。

 phaさんのブログでも書かれていましたが、田舎では若手の労働力が不足しているため、地元の住民の方が若い方に仕事(お手伝い)を頼むことがあるそうです。それをしっかりやり終えた後、お礼ということで5000円や10000円などの金銭をもらえることがあるそうです。もちろん渡される額は人によりますし、定期的にくる仕事ではありませんが、田舎で若い人がそれほどまでに頼られているのは驚きました。てつじいさんも新宮市で家庭教師をやって、収入をゲットできたそうです。

 「ガッポガッポ儲かる!」といった景気のいい話ではありませんが、田舎では大してお金を使いたいとも思わなくなるくらい居心地が良いので、少額でも収入になるのはとてもありがたい。都会のサラリーマンのように、そこそこ良い給金もらってもストレスで浪費・散財しては、意味がありませんから。

 別の方の話では、ノマドワーキング型の農業ができるWWOOFというポータルサイトがあり、年会費5000円でノマドワーキング型の農業ができるそうです。さっそくいろいろと調べてみたいところ。


 記事が長くなったので、今日はここまで。続きはまた別の記事で書いていきます。


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