床張りワークショップのナリワイに参加

 昨日の16日、ナリワイ実践者である伊藤洋志さんの床張りのワークショップイベントに参加しました。参加費は2500円。

 きっかけは、先月伊藤さんのTwitterで床張りのイベント開催のお知らせ。伊藤さんにお会いしたいのと、ナリワイが実際どんなふうに進んでいくのかをナマで見たかったので、さっそく応募。伊藤さんからOKをもらい、昨日行ってきました。16日・17日の2日間開催でしたが、私は私用のため16日の参加でした。


 床張りをする場所は東京都練馬区の新桜台にある木造アパート。駅からすぐ目と鼻の先にあるほどの至近距離の物件。1階はテナントスペースとしていくつか商店があり、その2階が賃貸のアパートとなっています。

 伊藤さんは建築士の方から今回のワークショップを開かないかというお誘いを受けて、開催を企画したとのこと。伊藤さん曰く、東京では10年も20年もほったらかされた古い空き物件があり、借り手がつかず、大家さんもリフォームする気が起きず、そのまま放置されている物件が多いと言います。

 今回の床張りをする物件もその一つ。大家さんからはリフォーム代を一切出すことなく無償でリフォームする代わり、家賃のいくらかをもらうことで収入を得るというビジネス。単にリフォームするだけでなく、床張りのワークショップを開くことで、床張りを知らない人や学びたい人のために床張りの技能を教えられるというのが今回のナリワイ(といっても収入が得られるのは伊藤さんではなく、誘った建築士の方のものになります)。


 ではワークショップでやったことを紹介。

 11人ほど来ていた参加者を班ごとに分別。私は最初に床張りはやらずに、「じゅらく壁のはがし」から取りかかることになりました。じゅらく壁とは、壁の種類の1つで、和室でよく塗られているザラザラした砂地の壁。

 はがし方は、スクレイパーという工具を用いてはがします。はじめはサッサッと表面を徐々にはがしていき、ある程度うまく深めにはがせるようになったら、一気にガーッと勢いよくはがします。コツをつかむと、極薄のロールケーキのスポンジのように、巻けた状態ではがしていくことができます。巻けるようにはがせると、かなり気持ちがいいので、参加した方々は新鮮な体験に大喜び! 壁はその後モルタルを塗り、その上から塗装を施すそうです。

ナリワイ床張り:作業場の一つ
▲壁をはがした場所(下に丸まって落ちているのが、はがされたじゅらく壁)

ナリワイ床張り:じゅらく壁
▲手に持っているのがスクレイパー


 壁をはがし終えた後、天井の梁を紙ヤスリでひたすら磨く作業をやりました。ヤスリがけした木の粉が目に降りかかるので、少々目が痛くなることも…。ですが、ヤスリがけのおかげで、黒ずんでいた梁が木の本来の色に元通りになりました。

 リフォームする部屋は、元々2つだった空き部屋を1つの部屋としてつなぎ、一部の天井を撤去(今回は3部屋をリフォーム)。天井がなくなったことで、部屋の開放感が拡がっています。梁はそのまま残し、天井のデザインとしてそのまま活かすそうです。


 最後はメインである床張り。床張りに用いる床は、1平米3000円程度の安い床材。側面が凹凸状になっており、隣り合わせで組み込めることができるように、あらかじめ加工されています。作業の手順は、最初に使う床材を組み合わせて上手くはまるかどうか確認してから、裏面に接着剤を塗り、専用のタッカーで側面を打ちこみ固定(長さの調節や特殊な部位の加工は、本日いらした専門の業者さんが担当)。伊藤さんや業者さん曰く、床の張り方もいろいろあるとか。伊藤さん自身のいろいろなやり方を聴かせてもらいました。

ナリワイ床張り:張った床
▲張った床(高度な技術が要る「斜め張り」)


 途中のお昼休憩や終了後の談話で、参加者同士いろいろと盛り上がりました。私は数日前にNPO共育学舎に参加したこともあり、伊藤さんと話がかなりはずみました。

 「熊野に住みたいですけど、ナリワイによる現金収入をどうすればよいかわからなくて…」と話したら、伊藤さんから軽快なアドバイスが! 「1軒15万円でやる片づけ屋さんをやってみるといいですよ。熊野では空き家などで室内の整理がつかなくて困っているお年寄りの住民多いから、片づけをやればかなり喜んでもらえるよ」とのこと。「15万円って高くないですか!?」と驚いてしまいましたが、その金額でも頼りたいお年寄りが意外と多いそうです。伊藤さんのナリワイの発送力に、脱帽した瞬間でした。

 それと今回の床張りワークショップでなんとニートのphaさんも参加していました! 最初phaさんを見た時、思わず驚いてしまい、「あっ…」と小声の声を漏らしてしまった…。伊藤さんのみならず、phaさんにも会えるとは夢にも思ってなかった。phaさんとも、休憩中などでいろいろと会話しました。感激とはまさにこのこと!


 参加した感想ですが、「参加してよかった」と思えるワークショップでした。床張りの知識もそうですが、伊藤さんのナリワイというものがどういうものなのか、実際に見て聴いて体験できたのは大きな収穫です。伊藤さんのアドバイス含め、いろいろなことにこれから行動を起こす糧にしていきたい。


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