中国高速鉄道追突事故:記者会見の発言と中国ネットの反応

 中国高速鉄道、事故処理で停止していた区間の運行再開。新華社通信伝える。鉄道省「技術になお自信」。
<朝日新聞より>


 今日の夕方のニュース番組でやっていた、事故が起きた中国高速鉄道の運行再開。今日の報道では死者は38人になったそうです。事故で亡くなった方々のお悔やみ申し上げます。

 さて、今日のニュースで印象的だったのは鉄道省の記者会見での担当者の発言。「事故が起きて申し訳ない」という謝罪よりも「技術的には自信がある。鉄道は安心だ」といった鉄道の安全性を重視した発言内容。さらに原因究明よりも復旧作業を優先。記者会見で記者が事故についての質問を何度もぶつけているにもかかわらず、担当者はその場を離れようとする。

 「まさに共産主義らしい考え方だな」と皮肉にも思ってしまった。人命よりも、自国の技術の方が大事、と思わせるほどの冷淡な対応。日本もそうしたところがありますが、中国にもあるんだな、やっぱり。おまけに追突した先頭車両は地面に埋めて処理。まだ処理が完成していないにも関わらず、鉄道の運行を再開。

 どこの国としても「国が自信を持って他国に自慢できる技術には、多少の犠牲があっても仕方ない」と考えているのではないのでしょうか。日本で起きた原発事故もそうした考え方が色濃く感じます。事故が起きてから、この惨事ですから、結局不利益をこうむるのは国民だけでなく、政府や社会も同じでしょう。惨事が起きた背景には、その惨事が起こる根源を許容してきた政府や社会があるのだから。


 もう一つニュースで興味深かったのが、事故の対応に対する中国のネットの反応。情報統制の厳しい共産主義国の中国でも、ネット上になるとみんなが本気で叩く。革命が起きたリビアなどのアフリカ諸国も、ネットによる影響が強かったと言います。

 「ネットの可能性ってこれほど大きいものなんだ」とあらためて実感しました。今後日本で起きている社会問題(雇用や経済格差など)も、ネットの影響によって問題を解決しようとする動きも出てくるでしょう。「革命」とはいかなくとも、何らかの「変革」が今の日本には必要です。

 日本の社会もいつかその変革に揺れ動くことになるでしょう。


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