『社会学がわかる事典』

社会学がわかる事典―読みこなし使いこなし活用自在社会学がわかる事典―読みこなし使いこなし活用自在
(2000/12)
森下 伸也

商品詳細を見る

 今回は私個人に関するちょっと珍しいものを紹介。

 本書は、私が大学生の時に受講した社会学の授業で使っていた教科書です。字のごとく、社会学について書かれた参考書です。参考書とっても、小難しいものでなく、一般読者向けに分かりやすく解説したもの。

 個人的なエピソードを話すと、私は大学時代に社会学を専攻していまして、この参考書には大変お世話になりました。この参考書を教科書として使っていた当時の社会学の授業を受けたのが大学1年生の時。社会学を初めて受けて、それがきっかけで社会学の道へ。その前は哲学や心理学の道を考えて、社会学はその両方が持つ要素を取り入れつつ、さまざまな物事を研究・考察していくところに感銘を受けました。

 さて、肝心の社会学とは何か?

 ここでいう社会とは「人々の集団や団体」のこと。単に集まっているのでなく、ある特定の理論やルールに従って集まっている人々、もしくは人々の流れでもあります。会社や学校、サークルや組合、さらには暴走族やヤ○ザまで研究対象は幅広いです。人々の流れとしては、人口の増減や移住する人々の割合など、統計学に通じるものもあります。

 本書は学問らしく、「集団とはなにか」「階級と身分はどこがちがうのか」といった硬派な話題から、「人は旅に出る理由」「ひとはなぜ結婚するの」といった身近な話題まで書かれていて、面白いです。

 私は本書を一気読みしたわけではないのですが、気になる項目をパラパラと読むだけでも相当ハマります。先ほど述べた「人は旅に出る理由」は以下のように書かれています。

 ではいったい、ひとはなぜ旅行するのだろうか。もちろん、めずらしいものを見たい、美しいものが見たい、その他のおいしいものが食べたいという気持ちがある
 (中略)
だが、いちばん大きいのは、なれ親しんだ日常生活から解放され、非日常的な時空間を経験してみたいという願望である。毎日おなじ場所でおなじような生活をしていると退屈してくる。どこかちがう場所で、いつもとはちがう時間の過ごしかたをしてみたくなるのは、ごく自然なことであろう。それに、旅行中は日常のわずらわしい仕事や人間関係から解放されて、自由の感覚を味わうことができる。実際に海外旅行にいってみれば、食べ物が合わず、言葉が通じず、体調をこわしたり、泥棒もいて、思うようにゆかないことも多いが、それでもまた行きたくなるのは、非日常の興奮と快感が旅行の不便を凌駕するからである。



 これはまさに自分のこと! バックパッカーとして旅に出るhin-bpさんも、こういう気持だと思います。


 社会学に興味がある方はぜひ手にとってみてください。ちょっとした息抜きに読むコラム本としても面白いですよ。


スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する