共育学舎の夜に関する話

 共育学舎の夜に関する話をいくつかしましょう。


 共育学舎での長期滞在をしていると、昼間にどんな作業をしていても、夜はあっという間に来ます。時間の流れゆえに当たり前のことではあるですが、昼間にどんなに農作業で体を動かしても、夏ミカンのピール作りでコツコツ作業していようとも、運悪く体調が悪くなって寝込んでいようとも、あっという間に夜になります。

 農作業で昼間動いて、夜になる時にいつも思います。「昼間あんだけ働いたのに、もう夜か…」と。時の流れの不思議さを感じます。


 ある日の夜は、満月の夜でした。昼間晴れていた分、夜の天気も快晴でした。その時驚いたのが、満月による月光の明るさです。

 淡いブルーライトで照らされた夜は、地面にうっすらと自分の影が映るほど明るいのです。すぐそばの山を見ると、林の木々の一本一本までくっきりと肉眼で見えるほどです。素晴らしいまでに神秘的な夜でした。

 三枝さんの奥さんであるユキさんとその子ゲンキくんは、その月明かりに大喜び。「ほらゲンちゃん、影ができるよ」と。

 都市部じゃ満月だろうと新月だろうと、街頭の明かりで月光の明るさなんて分かりません。田舎だからこそ体験できる貴重な夜です。


 雨が降った日の夜には、カエルの鳴き声が辺り一面に響きます。ユキさん曰く、梅雨の6月に比べるとマシな方らしいのですが、私が現在滞在している3~4月でもかなり響いています。

 人によっては、この鳴き声がうるさく感じるかもしれませんが、私は心地良く感じます。秋の虫の声とは違った味わいがあって、良いです。


 田舎という静かな場所で過ごす夜。共育学舎だけでなく、山間の田舎ならではの味わいはぜひ今後も堪能していきたい。


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