『男はつらいよ』
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4月の半ばに共育学舎で観た国民的映画『男はつらいよシリーズ』の記念すべき第1作目。渥美清さん主演で、監督は山田洋次さん。
食事の談話で映画の話題になった際に、『男はつらいよ』の話題が出て、後々三枝さんがツタヤに行ってきてまで借りてきた映画。ひきこもり名人の勝山実さん曰く「人生の教科書」と言うべき、名作なのだとか。私は名前しか知らなかったので、皆で一緒に観させていただきました。
『男はつらいよ』は、主人公であるとらさんこと車虎次郎が生まれ故郷の葛飾柴又に帰ってきては、どんちゃん騒ぎを起こしたり恋に落ちたりと、笑いと涙ある人情活劇を描いたシリーズです。
とらさんは、葛飾柴又にある団子屋さんの二男坊として生まれましたが、少年時代に父親と大喧嘩して家を出奔し、それから20年後に実家に帰って来ました。妹さくらの縁談で下世話な話をしたり、さくらに恋した青年と決闘したり、少年時代の幼馴染の女性と恋に落ちたりと、故郷に帰ってきてからも話題に事欠きません。
ですが、さくらの縁談が自分のせいでご破算になったり、失恋したりすると、ふらりと旅へ出てしまいます。フーテンの字のごとく、ぶらりと旅に出ては帰って来る。それがとらさんの生き方であります。
観終えた感想ですが、とても面白かったです。いろいろ面白く感じる要素はあるのですが、個人的に大変興味深かったのは、的屋稼業で生きるとらさんの生き方そのものでした。
定職に就かずぶらぶらしながら生きるというのは、平成の現在ではとてもしづらくなってきています。とらさんの時代は、まだ十分な法制度もなかった時代ですが、彼のような生き方で日々生きていくことができる時代でもあったことでしょう。そうした生き方の選択肢があることは、現在生きる私たちにとっても多種多様な選択肢になると思います。
『男はつらいよ』というと古臭く感じる感じるかもしれませんが、若い方にもぜひ観てもらいたい作品。オススメです。
『男はつらいよ』公式サイト
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コメント
No title
僕が今こんな生き方をしているのも、子供のころにこの映画を見たからと言っても言い過ぎじゃない。
Re: No title
>>ばなしーさん
それほどまでこの映画に魅了されたわけですね。
それほどまでこの映画に魅了されたわけですね。
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