北斗の拳並みの悪党がいるブラック企業と居酒屋

 北斗の拳に関連したサイトをネットサーフィンしていたら、とある興味深いブログの記事を見つけた。まずはその記事を読んでほしい。

楽なログ「北斗の拳とブラック企業と居酒屋」

 この記事では、北斗の拳に数多く登場する悪党ども(おそらくモヒカンども)のような、いじめなどの目先の快楽に甘んじて長期的な損をしても、それでも目先の快楽ばかりを満たそうとする輩のことについて述べている。それも北斗の拳という漫画の中の話ではなく、現実の世界での話で、である。その最も足る輩が、ブラック企業の経営者や居酒屋で従業員に悪態をつく迷惑な客だと言う。

 この悪党は、小物だから発想が貧困で合理性を欠き、それで嫌らしさをまとった残酷さを発揮する。自分がほとんど得をしないのに他人を迫害し、それがいずれは自分の損につながるのだが、そこまで考えず、他人に意地悪をすることで自分だけ得する錯覚によって悦に入る。
 このような小悪党は現実に身近にいて、それがただ嫌われているだけならまだいいが、しばしば漫画に描かれるのと同様に、いちおうの力を持っていたりするから、困ったことになる。その最たるのがいわゆるブラック企業の経営者だろう。
  もともと悪徳経営者というのはいるもので、大きくなった企業はよく悪どいことをしているものだし、ケチとかセコい経営者も珍しくない。ところがブラック企業というのは、ただ悪徳というのではない。利益とはあまり関係が無いと思われる部分にまで、従業員に対して意地悪にしかなっていないことをして、そうまでしても経営者がさほど得をしてはいない。
 そして、そういう企業の商品が売れるのは、ただ安いからというだけでなく、その客になれば自分も従業員をいじめている側になったという倒錯した快感を得られるからだ。飲食店でこき使われている店員に、横柄な態度をとって悦に入る客は、その最たるものだろう。



 この記事に書かれているブラック企業の経営者像や迷惑な居酒屋の客像は、文句無しで賛同できる。

 だが、個人的にブラック企業の経営者像については、モヒカンよりもコウケツが似合うと思う。

 コウケツは、北斗の拳でだいぶ後になって登場したキャラ。金儲けが大好きで、食料を求める人々をだまして農奴にし、大規模な農場経営をしている。どんなに人々を犠牲にしても金儲けに精を出すところは、まさに現代のブラック企業の経営者像を先取りしたようなキャラだ。ちなみに死に様は、ケンシロウによる拳の攻撃ではなく、自ら設計したワナにハマって串刺しにされる(ケンシロウ曰く「ドブネズミにオレの拳は使わぬ」)。

 居酒屋の客なんぞ所詮は雑魚のモヒカン。「邪魔する奴は指先ひとつでダウンさ~♪」のごとく、何かしらの鉄拳制裁を与えれば済む。だが、コウケツのようなブラック企業の経営者はまがりなりにも策士だから、うかつには近寄れない。「策士、策に溺れる」がごとく、策には策で対抗する。

 「キサマにはドブネズミらしい最期こそふさわしい」


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コメント

ブラック企業のトップはワンマン経営者が目立ちますね。
ユニクロ、ワタミ、ゼンショー、ヤマダ電機がその例です。

Re: タイトルなし

>>のびたろうさん
>ブラック企業のトップはワンマン経営者が目立ちますね。
ワンマン経営だと独裁体制になりやすいですから、なおさらですね。
ただ、松下幸之助のようにワンマンでも立派な経営をした方はいたんですよ。
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