続・北斗の拳並みの悪党がいるブラック企業と居酒屋

 以前当ブログでアップした記事「北斗の拳並みのブラック企業がいるブラック企業と居酒屋」だが、この記事で引用した文章をあらためて読み返してみると、更に興味深い記述がある。今回はそのことについて書いていこう。

 今回の記事は前回の記事を読んでいることが前提の内容なので、未読の方は上記のリンクから前回の記事を読んでおいてほしい。


 まず、引用した文章だが、興味深い記述とは以下の箇所に当たる。

 このような小悪党は現実に身近にいて、それがただ嫌われているだけならまだいいが、しばしば漫画に描かれるのと同様に、いちおうの力を持っていたりするから、困ったことになる。その最たるのがいわゆるブラック企業の経営者だろう。



 上記の文章で注目すべきなのは、「このような小悪党は現実に身近にいて」という文章。ブラック企業の経営者というと、ワタミグループの渡辺美樹のような輩をイメージする人も多いだろう。

 だが、そうした輩が現実に身近な存在かというと、実はそうではない方が多い。ワタミのようなブラック企業というのは、マスコミなどを通じて、すでに名が知られている企業だ。ましてや、企業規模や売り上げなどもかなりのもの。そうした企業というのは、まがりなりにも大手企業である。すなわち、そうしたブラック企業を率いている経営者というのはひとかどの人物なのだ(本人の人間性などはともかく、あくまで知名度だけでの範疇ではだが)。

 ひとかどの人物ともなれば、彼らのやることなすことが世間で軽く報じられるぐらい、世間が注目する。ワタミグループの渡辺美樹もひとかどの人物として、何かしらの事が起きれば、マスコミの報道のネタとなって世間に知れ渡る。それほどの輩が「現実に身近にいる」というのは、あまりピンとこない。

 では、「現実に身近にいる」とはどのような輩か? それは、ほとんど表ざたになることなく、のうのうと生きているような取るに足らない輩であろう。具体的には、中小・零細企業規模でのブラック企業の経営者に当たる。

 中小・零細規模の企業は、日本にいくらでもある。そうした企業は知名度はさることながら、どんな企業なのかも分からないような所も多い。そうした中にあるブラック企業の悪事というのは、残念ながら大して表ざたにならないのが現状である。警察沙汰になるほどの犯罪をしてしまったならまだしも、サービス残業などに当たる労働基準法違反程度でお咎めになることも少ない。

 こうした企業はなかなか表に出てこない分、「気づいたら、ブラック企業だった…」なんてことも少なくない。特に就労するまで、そのあくどさは表面化されにくい。

 もう一つ注目してすべきなのは、「いちおうの力を持っていたりする」という文章。ここでいう「いちおうの力」とは何か? 考えられるのは、個人に害悪を及ぼすほどの経済的・社会的に優位性を与えるほどの特権であろう。

 現代の日本経済は、アベノミクスで景気高騰が叫ばれているとはいえ、劣悪な労働環境・雇用情勢は改善されていない昨今。立場の弱い労働者は、どうしても給料の支払いを握っている経営者に左右されやすい。小悪党はそこにつけこみ、労働者に本来対等であるべき労働の雇用契約以上の労働を強いらせ、私利私欲をむさぼるのである。


 ベーシックインカムの支給などで、労働者が経営者と対等に渡り合えるような雇用情勢を築くべきなのに、それがなかなか実現できない。悔しいことではあるが、このままでは小悪党の悪事はまだまだ続くであろう。

 最後に、こうした小悪党に一矢報いるためにも、我々は事を起こすべきことを忘れてはならない。


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