「若者がキツイ仕事をしたくないなら、外国人に働きに来てもらった方がいい」という下衆な発想(2)

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 私が今回の記事において、あきれるほどの下衆な発想と思ったのは、下記の文以降の内容だ。

とはいえ、これだけ社会が豊かな状況で、安い賃金でも責任感を持って働くべきだ、というモラールを回復させようとしても難しいとしか思えません。日本人アルバイトに「バックレるな」と要求してもムリなのです。であればいっそのこと、真面目な外国人労働者にどんどん来てもらった方がいいのではないでしょうか。



 これらは「外食産業などのキツい仕事に日本の若者が従事しないから、彼らの代わりに一生懸命働いてくれる外国人に倣って、日本での移民受け入れを積極的にやろう」というもの。移民の受け入れを積極的に支持する人がよく述べている典型的な支持論である。

 だが、こうした発想や考え方には、まったくもって賛同できない

日本には、まだまだ外国人に対し、偏見があるように思えます。例えばモデルの梅宮アンナさんやタレントのざわちんさんも、ハーフという理由で子供のころにいじめられた経験がある、とテレビで話していました。

私自身「日本人だから、外国人だから」と一括りにするのは好きではないですが、日本人には外国人に対する偏見の目がまだまだあるので、これはなくなって欲しいと思っています。キツイ仕事はしたくない、でも外国人には来て欲しくない――。こんな考えはおかしくないでしょうか。

少子高齢化問題から、国会で「日本で移民を受け入れるべきか」という議論が出始め、これから外国人が珍しくない時代になるでしょう。おそらく政策的に移民受け入れを推進するまでもなく、生産人口の減少をカバーするために外国人労働者は自然に増えていくことと思います。

これを聞いて快く思わない人もいるかもしれませんが、偏見のある人ほど外国の方と一緒に働いてみてほしいと思います。今まであなたが知らなかった外国人の一面を見て、考え方が変わるかもしれませんよ。



 一見博愛主義のようなことが書かれているが、よくよく考えてみたら、単なる綺麗事であることが分かる。

 上記の文章では外国人が真面目に働くことばかりを挙げているが、そこに彼らの持つ社会的背景について一切触れられていない。移民に対する事柄も、日本人の偏見や差別という短絡的な思考で片づけてしまっている。

 移民の問題というのは、短絡的な偏見や差別で片づけられるものではない。そこにある社会的背景をしっかり認識しなければ、移民を受け入れても別の問題が起きてしまう。現にオランダで受け入れたイスラム系移民がオランダ人を地域から追い出したり、危害を加えるほどの事件にまで発展している。


 ニートフリーダムさんも述べているが、このニュース記事では外国人労働者を日本の企業に都合のいい奴隷としか見ていない。短絡的な損得ばかり見て、長期的な損得勘定ができていない証拠である。このままでは、その奴隷からの反発も来るのは間もないだろう。


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