就活における第三の選択肢

 私は現在、正社員を目指して就活している。希望しているのは製造業・倉庫業での仕事。どちらも自分の適性検査に基づいて、選んでいる職種・業種である。そうした中で、最近意識していることがある。

 それは第三の選択肢について。すなわち製造業・倉庫業以外の職種・業種への就活ということ。

 このことを意識するようになったのは、ここひと月ほど。今まで通り製造業・倉庫業で就活していたのだが、両者は求人自体が少なく、月に多くても数社ほどしか応募できないという現状だった。これでは数を打てないと思い、もう少し別の選択肢をプラスできないかと考えるようになった。

 今回の第三の選択肢について強く考えるようになったのは、8月31日のサポステで行われた面接対策セミナーに参加してからのこと。このセミナーに参加したのは、最近なかった面接に対する練習で面接の感覚を取り戻すという意義もあったのだが、もう一つ重要なことがあった。それはセミナー参加を進めてくれた相談員のTさん(仮名)の考えで、「セミナーに参加することで、何か別のことを得られるようにする」という名目あったこと。

 で、このセミナーに参加したのだが、そこで強烈な印象に残る体験をした。

 セミナーでは、講師を務めるUさん(仮名)が作ったダミー企業の求人の中から「ここへ入社して働きたい!」と思ったものを選び、それをもとに模擬面接を行うという流れだった。この時、私が選んだのは歴史を題材にした雑誌を出版しているという中小の出版会社のライター募集という求人だった。他にもいくつか候補はあったのだが、歴史好きな私は面接で答えやすくなりそうなこの求人を選んだ。

 そしてUさんが面接官となって行う模擬面接が始まったのだが、ここからが強烈な印象を残す出来事が起きた。

 模擬面接では、当然歴史に関する話題を交えながら面接の受け答えをするのだが、これが強烈だった。歴史が好きなことによる歴史に触れる楽しみというのもあったのだが、それ以上に「その仕事で自分はこういうことをしたい!」という強い想いや情熱が込み上げてきたのだ。もちろんダミー求人なので実在しない仕事なのだが、それをさしおいても、受け答えにおいてそうした感情は出てきた。Uさん自身のコミュニケーション能力もあったと思うのだが、面接の一時が初めて「楽しい!」と思える感覚だった。

 セミナー終了後に、Uさんから模擬面接での良さに対するお褒めの言葉を頂いた。その際に、Uさんは私にこう仰ってくれた。

 「好きなことを仕事にしてみるといいんじゃない?」

 Uさんは私の模擬面接での姿勢や反応を見てそう仰ったと思うのだが、この言葉に私はハッとなった。

 それまで私は「好きを仕事にするのは難しいから、仕事を好きになろう!」というスタンスで就職してきた(もちろん自分の適性や興味も考慮してのことだが)。しかし、今回のセミナーでの感覚は自分にとって未知の刺激や印象を残す出来事だった。後々になって、私は「これが好きを仕事にするということなんじゃないか?」と強く思うようになった。

 そこから私は第三の選択肢について「好きを仕事に」をできるような職種・業種に就きたいと強く考えるようになった。無論、好きを仕事にするのはそう簡単なことじゃないし、弊害も多いだろう。だが、今回のことを機にいろいろ調べてみる価値は大きくある。28歳になってこうした経験をするとは思わなかった。


 第三の選択肢について具体的にどうするかは残念ながらまだ決まっていない。明日はサポステのUさんとの面談が入っているので、その時に今回のことについていろいろ話してみようと思う。


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