マックは24時間営業をやめるべき

 マクドナルド(以下:マック)では2006年に24時間営業が開始されましたが、この営業にあまり賛同できません。マックは「100円マック」などの低価格メニューで成功し、売上を伸ばしましたが、24時間営業の効果で「更に売上増加!」というのは聞いたことがありません。

 24時間営業というと、一見「便利で良いじゃないか!」と感じる方も多いでしょう。しかし、24時間営業になって、人がとても少ない深夜や早朝に「何としてもマックのハンバーガーを食べたい」と思ってマックに来る客が、そうそういるとは思えません。国道や環状線などの交通量がとても多い道路沿いにあって、なおかつドライブスルーできる店舗なら、トラックやタクシーの運ちゃん達が腹ごしらえに立ち寄って来るかもしれません。ところが、ドライブスルーもできない市街地にある店舗だと、こうはいきません。そうした市街地には、24時間営業の代名詞であるコンビニがあります。おまけにコンビニはマック以上に店舗が多いので、わざわざマックまで足を運ばずとも、コンビニに立ち寄ってしまう人もいるでしょう。コンビニでは食品だけでなく、文房具などの雑貨やATM、コピー機もあります。更には宅配物の受け取りサービスなどもあって、これらの点で、マックはコンビニに勝てそうにありません。以上の点から、マックの24時間営業には、大きな経済的な利益が望めるようには思えません


 と、ここまでは「経済的な」利益について述べてきました。次から述べて行きたいのは「精神的な」利益についてです。24時間営業から出る精神的な利益については、今回の記事で一番強調したいところです。

 こちらのサイトでは「24時間の営業によって、人々の行動も24時間体制になってしまう」という主張があります。例えば電車が24時間営業になるとしたなら、上司が社員に「電車は24時間動いているんだから、おまえらこれで思う存分残業できるよな!」と言えるということ。これでは、人間は体内時計のバランスが崩れて、ますます不健康になってしまいます。

 更に24時間営業を強いられる店員側もかなり苦痛です。特にフランチャイズで営業している店舗では、フランチャイジーに「売り上げノルマ」と「店舗運営」という2つの重いノルマが課せられます。ただでさえノルマがきついというのに、店舗も24時間で運営していくとなるとかなりの重労働です。2008年にはマクドナルドのとある店長が、本社に対して残業代の支払いを要求した訴訟も起きました(結果はマック側の敗訴に終わりました)。


 24時間営業には「精神的な」面が一番大きい問題かと思います。これは店員側にも客側にも共通する問題ではないかと思います。

 「物質的」には豊かになった日本。次に目指す先は「精神的」豊かさではないでしょうか。


<参考サイト>
街の灯「マクドナルド:店長の残業代訴訟 マック敗訴」

Wikipedia「日本マクドナルド」

dongfang99の日記「2009-11-21 「不幸の横並び」への欲求」


スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する